海はすぐそこ、レストランな映画館「CINEMA AMIGO(シネマ・アミーゴ)」
CINEMA AMIGO
CINEMA AMIGO(シネマ・アミーゴ)は、海の近くの一軒家を改装してつくった映画館だ。
街の小さな三番館で、ミニシアター系の映画も上映している。
(三番館…封切館より遅れて上映する二番館、それよりもさらに遅れて上映するから、三番館。昔は街の小さな映画館として、たくさんあったらしい。)
店内は映画館のようなシアター席ではなくカフェスタイルになっていて、食事をしながら映画を楽しむことができる。
映画上映中は、コージーな雰囲気で。
上映が終わると、陽が燦々と入るウッディーなカフェに。
CINEMA AMIGOの館長は、長島 源さん。
てっきり映画好きが高じて映画館をつくってしまったのかと思っていたら、そうではないそうだ。
「旅をしている人が逗子に来て、刺激を持って帰る、地域のカルチャースペースをつくろうと思ったんです。その発信の方法をどうしようかな、と考えたときに、逗子には映画館がない、と。それで、映画館にしました」
シネマアミーゴで発信しているカルチャーは、主に 「人・モノ・食」。
人は、逗子のアーティストなどを。
モノは、CINEMA AMIGOのオリジナル商品と、縁のあるクリエイターの作品やCD、雑貨、家具などを販売している。
食は、生産者直送の食材を販売。食材をつくる人も紹介している。
もちろんCINEMA AMIGOの料理に使われている食材も地域のもので、ほぼ地産地消。
ランチはシェフたちが、心のこもった地元の安心野菜や海の幸を使って、それぞれの個性を活かした料理を日替わりで提供。夜はBARにもなる。
また地元以外にも、地域間交流によって縁のある地域の野菜や卵、お茶なども使われている。
例えば和歌山に移住して茶畑をやっている人がいて、そこのお茶っ葉を使っていたり。
食べ物、飲み物を注文し、映画を見終わって、帰るときにレジでお金を払う。
普通の映画とはまるきり逆になっているのでご注意を。
そして6月より、新しくお茶だけもできる新店舗が屋外スペースにオープン。
新店舗で販売している商品も、CINEMA AMIGOに持ち込み可能で、メニューと同様、飲食しながら映画を楽しめる予定だそう。
映画とおいしい食事と逗子のカルチャー。
五感を揺さぶるコンビネーション、ぜひ体感してみてください。