【山形】日常の風景を探しにいこう/村木沢あじさい参道
連載
やまがたのまちを探し歩いて見つけた日常の風景をフィルムで撮りゆくシリーズ。
こんかいは、小雨の降るあじさい参道。
山形市村木沢地区の「出塩文殊堂」を知っていますか?
毎年6月〜7月にかけて40種類もの色とりどりのあじさいが参道ぞいに咲きほこり、
「あじさい寺」と呼ばれ親しまれているスポットです。
うす曇りだけど、じわっと汗ばむようにむし暑い2022年6月のとある日。
参道の石段を見上げると、みどりのあじさいの葉っぱがワサワサと生い茂っていました。
その中にチラホラ見えたのが、ひらきかけのあじさいの花や、つぼみたち。
満開のあじさいも好きだけれど、花がひらく前の「つぼみ」もぷっくりとしてまるっこくて、実はかわいいのです。
これもあじさいかな?
「ハート」型の白い花を発見!
「やっぱり…満開のあじさいも見たい!」と翌月リベンジ。
朝から、しとしと小雨が降り続くなかでしたが、たくさんの人がおとずれていました。
カップルから母娘、本格的なカメラを肩からさげたおじさままで。
石段を少し登っては、足を止め、みんな思い思いにあじさいを楽しんでいました。
石灯籠の上まで高く伸び上がっているあじさいの花も。
雨が上がり空が明るくなってきました。
花びらや葉についた雨つぶが、差し込んできた太陽の光に照らされてキラキラと輝いていました。
あじさいは雨がとても似合うけど、雨上がりはもっと似合うかも!
花から花へと忙しそうに飛びまわるミツバチたち。
気がづくと雨つぶも消えて、また違う表情のあじさいの花が。
いつもだと雨の多いこの時期はどうしても外にでるのがおっくうになりますが、小雨の中のあじさいたちから癒しをもらえて、ちょっとだけ雨が好きになった気持ちのよい時間でした。
今年もそろそろ、あじさいが咲き始めるころです。
村木沢あじさい参道では、
2023年 第27回 むらきざわ「あじさい祭り」が開催予定とのこと。
期間は6月25日(日)〜7月16日(日)。
ライトアップは、7月1日(土)〜7月8日(土)の日没から午後8時30分まで。