【鎌倉団地に暮らすひと】第4回 夏祭りが開催されました
連載
今回は、2023年8月に4年ぶりに開催された、鎌倉団地の夏祭りをレポートします。
夏祭りの実行委員会を立ち上げたのが、今年の6月のこと。
理事長、副理事長を中心として、夏祭りの開催に向けて、祭りの規模感についてや出店内容などについての話し合いがされました。この実行委員会には、私たち鎌倉R不動産からも2名のスタッフが参加させてもらいました。
実は、今年3月には餅つき大会も実施して、団地の方々が久しぶりに集まれることで笑顔を見せるシーンがあったそう。これなら夏祭りも今年は開催できそうだと手ごたえがあったそうです。
鎌倉団地は、60代以上の住民が多く、80代以上の方は4人に1人といわれています。ご高齢の方も多い中での開催ですので、感染症が流行した時期は開催が難しく、去年も開催を検討したものの、まだ感染者数も多かったので断念したそうです。そういう意味でも、今年の開催は念願叶ってのものでした。
とはいえ、久しぶりの開催でハードルもあったそうで、「以前の夏祭りでお世話になっていた業者さんがお商売をやめてしまっていたり、ご協力いただけるお店が少なくなってしまったのです。ですが、電気の供給は近隣の電気屋さんの跡継ぎ息子さんに依頼し、ビールの仕入れも近隣のお店が協力してくれてなんとか開催できました。近所のみなさんにも支えられての夏祭りです」と理事長さんはふり返ります。
出店した店は、焼鳥や焼きそば、かき氷にヨーヨー釣りと夏祭りらしいラインナップ。当日は昼から仕込みを始めて、夕方17時から開催となりました。
私たち鎌倉R不動産も、鎌倉団地の一員として冷やしきゅうりの店を出店し、またお子さんから大人まで楽しめるクイズラリーを実施しました。
クイズラリーは、鎌倉団地に住んでいる方ならみんなが正解できる内容にしました。参加してくださったみなさんは、特に大人の方は「ずっと住んでいるのだから、もちろん分かりますよ!」と余裕で全問正解。お子さんたちは間違えてしまっても「へ~!そんなにたくさん部屋があるんだね」と、団地のことを知るきっかけになったようでした。
「高齢化している団地だけれど、それだけたくさんの人が愛着を持って暮らしているんですよね。新築のときに引越してきて、ずっと団地で暮らしている人も多いんですよ」と理事長さん。
周囲を鎌倉の山に囲まれた立地で、自然がたくさん残るこの団地には、「ずっと住みたい」と思っている方が多いそうで、高齢になったので一度他のマンションに引越しをした方も、その後やっぱり鎌倉団地がいいと戻ってきた方もいるくらいだ、と理事長さんはいいます。
夏祭りに参加した方は、住民の方はもちろん、夏休みに親戚の家に遊びにきたというお子さんたちや、近所に住んでいるという子どもたちも。近隣の方を含め、みんなが待っていたお祭りなんだなと思えました。
鎌倉団地は、住んでいる方みなさんの「この団地が好き」という気持ちがとても強いことは、以前から知っていましたが、その気持ちを再確認できるような。そんなあたたかな雰囲気の夏祭りでした。
今回、夏祭りの実行委員会には、鎌倉R不動産の賃貸物件、仲介させていただいた物件のお客様も参加してくださいました。こうして素敵なご縁ができたことに心から感謝し、これからも、私たちは鎌倉団地をよりよくするために団地の活動にも積極的に関わっていきたいと思います。
名称 | 鎌倉R不動産 |
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