【愛知県・春日井市】市民自らがまちの魅力を発信！ReNEW宣伝部

【real local名古屋では名古屋/愛知をはじめとする東海地方を盛り上げている人やプロジェクトについて積極的に取材しています。】

名古屋駅から電車で約30分。JR高蔵寺駅の北側には、千里・多摩と並ぶ日本三大ニュータウンの１つであるおよそ700haの高蔵寺ニュータウンが広がっています。入居開始から50年以上が経過したこのエリアで、まちを盛り上げようと、昨年から新たな活動がスタートしました。

その名も「ReNEW宣伝部」。市民などが中心となり、部員独自の視点で、このエリアの魅力を取材し、SNSで発信しています。10月から活動を開始したReNEW宣伝部2期生が、活動スタート目前の９月に受講したライター講座にお邪魔してきました。

ReNEW宣伝部とは？

高蔵寺ニュータウン・プロモーション推進プロジェクト「ReNEW部KOZOJI」の一環として、市民らが自ら感じる高蔵寺ニュータウンやその周辺の魅力を取材し、SNSなどで発信する「ReNEW宣伝部」。春日井市に在住、在勤、在学のメンバーで構成され、魅力発信に加えて、まちづくりの担い手の発掘・育成も目的に、2023年に発足しました。

＜宣伝部員募集～デビューまでの流れ＞
市の公募に応募し、応募多数の場合は抽選を経て、正式に部員が決まります。部員の皆さんは６月～９月にかけてカメラ講座を2回、ライター講座を２回受講し、宣伝部員としての基本知識を学びます。そして10月から１年間の部活動をスタートします。

どんな思いで参加している？

ReNEW宣伝部2期生の皆さんに参加したきっかけを聞きました。

・自身の成長につながりそう
・自分の発信がまちの魅力を誰かに届けることができるのだと感動したから
・子どもたちにとっても高蔵寺が好きな場所であって欲しい
・高蔵寺ニュータウンエリアに興味がある
・まちづくりに関わりたいと思った
・楽しそうな投稿を見ているうちに自分も参加したくなった
・住んでいるまちを前向きに捉えたくて
・自分が取材して記事をアップすることに憧れがあったから
・地元をアピールできる良い機会だと感じたから

コメントから、活動を通じて成長したい思いや、地域への関心の高さ、何より高蔵寺ニュータウンの良さを伝えたい思いを強く感じました。
また、高蔵寺ニュータウンで生まれ、結婚後は県外で暮らしていた方が、宣伝部の投稿を見て高蔵寺ニュータウンに戻り、宣伝部に所属するという素敵な循環も起こっています。

プロの講師による丁寧な指導

全４回の講座は、いずれも高蔵寺ニュータウンにある旧小学校施設をリノベーションした多世代交流拠点施設「グルッポふじとう」で開催されました。ライター講座の前半はプロのライターによる記事添削。部員が模擬取材を行い、実際に書いた記事を、プロのライターが丁寧に添削と解説をする時間でした。皆さん他の部員の記事の内容も真剣に聞き、学んでいました。

講座の後半は、今後の取材先検討会でした。
取材先をピックアップした方がプレゼンテーションを行いし、
「そこ、私も以前から気になっていました」
「私も行きたい」
といって盛り上がったり、
「周りの人から評判の良い病院があるので、どんな先生なのか取材したい！」
と独自視点の取材先が挙がってきたり、
「お店ではないのですが、以前からとある鐘が気になっていて、、」
某人気テレビ番組「探偵〇〇〇スクープ」のような取材候補が出てきたりと、とても楽しい時間でした。

「どんなことを取材、発信してみたいですか？」の質問への回答
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○高蔵寺のおすすめのカフェや人のあたたかさ。これから紅葉などもあるので撮影していけたら良いなと思った。（Tさん）
○まずは自分の興味がある団体やお店などを取材し多くの方に知っていただくことで、
少しでも高蔵寺の活性につながったら嬉しいなぁと思っています。（Yさん）
○自分が子育て中なので、子どもと一緒に行けるお店や楽しめるイベントの情報を発信していきたいです。子育て世代に高蔵寺ニュータウンの良さを伝えられればと思います。（Nさん）
○良いお店などがたくさんある中、まだ知られていないお店もあると思うので、そんな魅力のあるお店を後押しできたら。（Sさん）
○高蔵寺ニュータウンをはじめ、高蔵寺や春日井市を盛り上げるために尽力されているヒトやお店を取材してみたいです。（Sさん）
○長く続いているお店に突撃してみたい！（Fさん）
○自分が普段お世話になっているお店や、これからも地域にあってほしいお店や応援したいお店、新しく建て替えて素敵になった公共施設を紹介したいです。（Hさん）
○お世話になった人や場所などを紹介したいと思っています。（Nさん）
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最後に

「市外、県外の方に伝えたい高蔵寺ニュータウンの良いところは？」の質問に対しても、たくさんの回答をいただきました。

一番多かったキーワードは、「自然」。
自然が豊かで、住みやすいし、街並みも美しい。
その次に多かったのが、施設の充実、新しい施設の増設などです。これから変わっていきそうな雰囲気という回答もありました。
また、住民同士のつながりがあることや、暮らしを楽しむ津端夫妻のドキュメント映画「人生フルーツ」の舞台が高蔵寺ニュータウンであることが誇りという回答もありました。

取材時に、高蔵寺ニュータウンを車で走ったのですが、確かに公園や緑が多く、晴れた日に散歩したら気持ち良さそうな雰囲気でした。

そこで暮らしているからこそ分かる高蔵寺ニュータウンの良さや、さまざまなな方とつながることで見えてくる新たな発見が、どんな記事になってくるのか楽しみです。

「市外、県外の方に伝えたい高蔵寺ニュータウンの良いところは？」の質問への回答
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・自然とまちが共存していて、子育てにも良い！住みやすい！
・今、高蔵寺はあつい！！土地の値段も上がってきていて、住みやすいまちになってきていて、色々新しくなってきているので目が離せない！！
・自然豊かで子どもと遊べる公園や四季折々を楽しめる森があります！
・おしゃれなお店や素敵な人がいるお店もたくさんあるので、お気に入りの場所がきっと見つかります。
・書籍も何冊も出している、高蔵寺ニュータウンのまちづくりに携わった津端ご夫妻。
そのドキュメンタリー映画「人生フルーツ」が個人的に大好きで、その舞台がここ地元の高蔵寺ニュータウンということがとても誇りです。
ニュータウンも時代と共に変わってきていますが、その魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいです。
・自然にあふれるまち並み。
・施設の充実さ。大手の商業施設を中心に日本でも数少ない廃校をリノベーションして多世代が集まる複合施設の「グルッポふじとう」や「ノキシタプレイス」といった住民の憩いの場があるところも魅力
・住民ひとり一人がまちを愛して協力して生活しているところ。子育て世代はリニューアルされた保育園やグルッポふじとうで、高齢の方は、声を掛け合って公園や集会所でサロンや茶話会を自主的に活動しているところ
・名古屋、豊田、多治見等に電車一本で行けるアクセスの良さはもちろん、駅前には賑わいがあり心が弾みます。地価がリーズナブルなことからゆったりした住宅が多く、色んなスタイルの住宅が並ぶまちなみも見応えがあります。
・緑が多く、道路も広いため運転中のストレスが少ないです。
・高蔵寺ニュータウン創設から50年以上が経ち、ずっと利用されてきた中央台のアピタには、必要なものやお店が全て揃っていて便利。
・老朽化した公共施設は次々と新しく建て直され、便利でおしゃれになり人が集まる施設へと生まれ変わっています。
・静かで自然もある良い所だと思います。
・古い建物も多いですが、新しい試みも増えて“これから！”と言う雰囲気を感じます。
・出掛ける時もバスや電車を利用しやすく、住みやすい地域です。
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