大野を知り、魅力を再発見できる大人の学び場を
ツイタチビル
大野市は、山々に囲まれた雄大な自然とおいしい湧き水が豊富な土地柄で、盆地のため内外の交流が少なく、独特な城下町文化によって栄えました。
その歴史的な風情の残る五番通りに「ツイタチビル」はあります。
10年程前から使われなくなって放置されていたビルを一棟借り受けて、ビルに新しい役割を与えることを目標にセルフリノベーション。現在は一階がエントランス。二階にシェアオフィスと共同キッチン、コミニュティスペース「SONOU」が入居しています。三階はまだ手付かずで、現在もスペースの利用方法を模索中です。
主宰者の一人でデザイナーの長谷川和俊さん(ホオズキ舎)は、中心市街地に大人のため、地域のための学ぶ場所をつくりたいと思いずっと場所を探していた。また、建築家の川端慎哉さん(明倫舎建築事務所)も使われなくなった魅力ある建築を一つでも多く再生させたいという思いで、廃ビルはツイタチビルとして生まれ変わりました。
その第一弾のイベントとして、7月30日に大野市の慈善団体「CROP」による『A FILM ABOUT COFFEE』の上映会を開催。CROPのメンバーたちが淹れるコーヒーの香りに包まれながら、多くの人々がツイタチビルに集いました。
地方にいながらも都会と同じようにクリエィティブに働ける場所と、実践している人や働き方を提案できる場所をつくることで、地元大野市の若い人に、大野の素晴らしい環境や取り組みを知ってもらい、様々な学びの場所へ旅立ってほしいと考えています。
また、大野市に住む人たちには、見過ごしがちな地元の魅力を改めて一緒に再発見できるような取り組みを。Iターン、Uターンなどの移住希望者には、アテンドができるような仕組みをつくりたいと企画中です。