HYDRO Shapes and Designs 安藤清高さん
カスタムメイドのスケートボードはいかが?
と、突然言われてもピンと来ない人が殆んどかもしれない。
でも、カスタムメイドのサーフボードを作った経験がある方は結構いるんじゃないだろうか。それに近い感覚でスケートボードもカスタムメイドできてしまうのだ。
作っているのは安藤清高さん。生粋の湘南ローカルサーファー、スケーター、そしてサーフボードシェイパーという顔も持ち合わせている。
この辺りの若者が辿る自然な流れで小学生の頃にスケートボードを始め、その延長でサーフィンもするようになったという安藤さん。サーフィンの世界に傾倒していくにつれ「自分の削った板に乗りたい」という思いが強くなり、遂には作り手の世界に飛び込んだ。10年前に自身のブランド「HYDRO Shapes and Designs」を立ち上げ、湘南を中心に活動している。
スケートボードは本業であるサーフボード制作の合間に自分の板を削ったのがきっかけ。はじめのうちははごく親しい仲間からオーダーを受け流通させていたが、地元サーフショップに置いたサンプルを見たお客さんからオーダーが入ったことで手応えを感じ取り組みを本格化、サーフボードと並ぶプロダクトにまで成長させた。
スケートボードも現役というだけあって、扱うデッキは往年のサイドウォークから、主流のダブルキック、ロングボードやクルージング用のものもまで守備範囲は広い。サイズやカラーリングはもちろん、希望があればデッキ以外のパーツ構成も相談にものってもらえるので、完成した(つまり乗れる)状態で受け取ることも可能だ。
サーフィンとスケートボード、両者からのインスピレーションを受けとめ、それぞれのプロダクトに反映させているという安藤さん。波乗りをする人はサーフボードと一緒に陸トレ用のデッキをオーダーしても面白そうだ。思いもしなかった相乗効果が得られるかもしれない。
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