北九州気ままにはしご酒~黒崎編~
個性的なお店もいかがですか?
呑兵衛さんたちにとっては当たり前、一軒では勿体ないとばかりに飲み歩く、はしご酒。北九州は7区にまたがり、それぞれ飲み屋さんの雰囲気も異なるため、その地区ごとのはしご酒が楽しめます。
今回は黒崎編。
黒崎は、北九州市の中でも小倉に次ぐ第二の都市と言われており、黒崎駅前には国道3号線が走り、駅に直結して百貨店や区役所があるなど、便利な立地です。ただ、近年は駅前の商店街にシャッターが目立ち、少しさびしい印象もあります。
しかし、心強い案内人のもと黒崎を飲み歩いてきたのですが、そんな印象を覆すとても活気のある夜の街を堪能することができました!
駅に降り立ち、向かうは駅前の商店街。まずびっくりしたのは、とにかく飲み屋さんが多いこと。閑散としている昼間とは随分違った印象。私が訪ねたのは平日ど真ん中でしたが、仕事帰りと思われるサラリーマンがお店を物色する姿も多く見られました。
まずは、カムズ名店街からカムズ一番街へずんずん進んだ先にある、『寿通り商店街』へ。
一軒目に連れていってもらった【TR▲NSIT(トランジット)】は、こちらのちょうど真ん中あたりにありました。お洒落な外観に目を惹かれ、女性店主さんの笑顔に導かれるように中へ。
カウンターだけのシンプルな作りですが、木のぬくもりが感じられる落ち着く店内。お昼はオフィスとして機能しているハイブリット型なんだそう。
メニューはオーガニックワインを中心に、地元オリジナルのビールなどもあります。店主さんは、とても親しみやすく気さくに話してくださるので、女性の一人飲みにも良さそうです。この日はみるみる間にお客さまが増え、外の立ち飲みスペースも埋まってしまうほどでした。
トランジットさんで黒崎のおすすめのお店を伺ったところ、教えてもらったのが二軒目の【ゆたか】。暖簾がかかった入り口といい、カウンターや畳座敷といったお店の中の雰囲気といい、純和風居酒屋な趣き。
ところが出てくるお料理は本格中華料理がメイン!
麻婆豆腐、よだれどり、ピータンなどの定番中華はもちろん、常連さんに教えてもらったポテトサラダなどの通常居酒屋メニューも含め、どれを食べてもおいしくて箸が止まらないほど。
いつか全メニュー制覇したい…!と固く心に誓ったのでした。店主さんがイケメンなのもおすすめポイントのひとつです。笑
さて、三軒目は案内人おすすめの【エビス屋昼夜食堂】へ。
こちら、なんと24時間営業!厨房を囲むようにカウンター席があり、カウンターの上にはおいしそうな一品料理が並ぶショーケースが。
ご飯ものや麺類は厨房で作ってくれるので、注文している間にお刺身や揚げ物などの一品料理をいただきます。
働いている女性たちの手際の良いフライパンさばきにも惚れ惚れしますが、カウンターのお客さまへの細かい気遣いも抜かりなく、おかげでとても居心地の良い雰囲気。
迷ってしまうほどのメニューの数々はどれもほっとするおいしさ。お持ち帰りもできるそうで、朝昼夜、いろんな使い方ができそうです。
夜の街は活気があり、はしご酒にはもってこいの黒崎。今回だけでも大満足でしたが、当分お店選びには困らなそうなので、第二弾以降も楽しみです!
みなさまもぜひ黒崎で、お気に入りの飲み屋さんを見つけてくださいね。
備考 |
【TR▲NSIT(トランジット)】
|
---|