LAG BAG MUSiC(ラグバグミュージック)
衣食住に、音を加えて。
「世の中の子供のおもちゃを楽器に変えていきたい。子供の頃の経験はすごく重要で、いろいろな楽器の音を鳴らして遊んでほしい。その経験によって音楽の聴き方や楽しみ方が変わり、暮らしが楽しく豊かになる。」
そう語るのは、LAG BAG MUSiCの調律師、上山大輔さん。
鹿児島県姶良市蒲生町で、小さな楽器店をご夫婦で経営。
ピアノの調律と修理、楽器の販売、音響、録音、音楽教室など音楽にまつわる様々な活動をされています。
小さいお店だけれど、受け皿は大きい。魅力的な楽器店。
現在、お店は構えていませんが、LAG BAG MUSiCさんと同じく蒲生町で活動されている有志の方々と1月にオープン予定だそうです。取材させていただいた時は、約2週間のプレオープン期間でした。
「子供たちが手に取りやすい楽器を提供して、音楽に触れるきっかけを作りたい。(イベント)出店は楽器、そして音楽を広めている感覚でやっています。」
と、紘子さん。
店舗をお持ちでないので楽器は、イベントでの販売のみ。
取材中にも、贈り物に小さな楽器を買うお客さんがいらっしゃいました。
小さい楽器でも音楽が与えるもの、音楽から得るものは大きいと感じました。
LAG BAG MUSiCの由来は、
“Ladies And Gentleman, Boys And Girls, MUSiC”
の、それぞれの単語の頭文字をとったもの。
目的がないと中々行くことがない楽器店を、雑貨屋さんのように、誰でも入りやすくて楽しいものにしたいとこの屋号を付けたそうです。
上山夫妻のこと
大輔さんは、播州織で有名な兵庫県西脇市のご出身。御祖父様は織物の職工さんだったそうで、大輔さんが細かい作業も多い調律師であるのも納得。
紘子さんは、鹿児島県志布志市のご出身で、ご実家は楽器店を経営されています。
お二人は、東京で出会い、そしてご結婚。
その後すぐに、お二人とも紘子さんのご実家の楽器店へ。
そこで大輔さんは調律を、紘子さんはピアノ教室の講師とレジをしながら、演奏活動をされていたそうです。
「こうしたい、ああしたいがお互いでてきた。」
8年間、紘子さんのご実家の楽器店に勤め、志布志市を離れ蒲生町へ。
そして、LAG BAG MUSiCを起業。
蒲生町出身でなければ、この地に縁があるわけでもないお二人。
なぜ蒲生に拠点を置こうと思ったのか尋ねると、
「二人とも霧島が好きでよく温泉に行っていて、霧島でお店をしようと考えたけど、それにしては人が少なすぎた。」と紘子さん。
「田舎暮らしをいたいわけでも、都会暮らしをしたいわけもではなかった。鹿児島市から近く、のどかで友人も多い蒲生に決めた。」と続けて大輔さん。
蒲生町に流れるゆったりとした時間の流れが、お二人にしっくり合っているようです。
衣食住に、音を加えて
蒲生町に拠点を置くきっかけともなったご友人というのが、2018年1月にオープンするお店で一緒に出店する方々。
・豊かな気持ちになれるものづくりをコンセプトに、服を制作されている“HiHiHi(ひひひ)”
・イギリスで直接買い付けた家具や雑貨が魅力のアンティーク店“souvenir(スーベニア)”
・人も地球も元気になるモノやコトを広げる“珈琲笑店トクナガ”
「シックな暮らしを自分たちのやり方で提案する空間。シックは、シックでもフランス語のchic。エレガントなとか、そんな意味を込めてね。」と、大輔さん。
シックな暮らしで、classic。オープンが待ち遠しいです。
最後に、「蒲生町に来られる前に思い描いていたLAG BAG MUSiCと、今のLAG BAG MUSiCを照らし合わせてどうですか?」と尋ねました。
「計画通りです。(笑)」と、大輔さんが一言。
今後は、LAG BAG MUSiC オーケストラを結成予定とのこと。
蒲生という小さな町の小さな楽器店は、楽しい音楽を広めるため大きな計画を実行中です。
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住所 | classic 鹿児島県姶良市蒲生北370-1 |
屋号 | LAG BAG MUSiC(ラグバグミュージック) |
備考 | ピアノの調律と修理・楽器の販売 音響・録音・楽器の販売・音楽教室・THE SLIDERについて こちらのメールアドレスにお問い合わせください。 hello@lagbagmusic.com
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