開業前に乗ってきました。
北陸新幹線
3月14日に金沢駅〜長野駅間が開業する「北陸新幹線」。この日は、その約1ヶ月前に行われた試乗会に参加してきました。
そもそも北陸新幹線は、上信越・北陸地方を経由して東京都と大阪市とを結ぶ整備新幹線として計画され、1997年に高崎駅〜長野駅までを「長野新幹線」として部分開業していました。そして今回の長野駅〜金沢駅間の開業にともない、長野新幹線区間も合わせて、本来の「北陸新幹線」と呼ばれることになります。
開業後は、これまで新幹線+特急で4時間以上かかっていた東京〜金沢間が最速で2時間28分で繋がり、金沢と東京とがぐっと身近な関係になります。
さて、いよいよ試乗会の話に移ります。まずは指定時間に金沢駅の集合場所に行き、受付を済ませた後、新幹線ホームに移動。今か今かと到着を待ちます。
ホームで待つこと十数分・・・。
おぉ!
きた!
きたきたー!!
この「E7系/W7系」こと、北陸新幹線の車両デザインを監修したのは、「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男」として知られている奥山清行氏。新幹線の沿線に広がる「空色」と日本の伝統工芸をイメージさせる「銅色」を基調に「和の未来」をテーマにしたそうです。
ドアが開くと、早速車内へ。この日は普通車のみの乗車&見学となりましたが、普通車の他、グリーン車や新幹線のファーストクラスと呼ばれる「グランクラス」も奥山氏のデザインです。
意気揚々と座席について待っていると、金沢駅のホームに、金沢出身でPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅなどの音楽プロデューサーとして知られている中田ヤスタカ氏による発車メロディー(*1)が鳴り響き、いざ出発です。
動き始めるとさすがに新幹線。静かで速いです 笑。これまでは特急で約40分かかっていた金沢駅〜富山駅間も約半分の20分。この日は金沢駅〜上越妙高駅間の往復約2時間の乗車体験でしたが、話をしているとあっという間に着いた感覚でした。
まだまだ伝えたいことの多い北陸新幹線ですが、最後にもうひとつだけ。
なんと北陸新幹線は、普通車を含め全座席に電源コンセントが付いているのです!ということで、帰りの車内ではPCを出してこの記事を書いていました。仕事の方はもちろん、観光で乗られる方もスマホやデジカメの充電ができるのが嬉しいですね。
すでにTVや雑誌など、さまざまなメディアに取り上げられている北陸新幹線。開業後は、観光、仕事、移住や二拠点居住など、金沢という町がより注目されるのは間違いありません。今日の試乗会を経て、ますます3月14日が待ち遠しくなりました。
*1 新幹線金沢駅発車メロディ:金沢市が中田ヤスタカ氏に依頼。山から海へと起伏ある地形や「伝統と創造」が融合した町をイメージしたそうで、確かに聞いてみると電子音ながらも琴の音が聞こえてくるようです。下記URLより、視聴・ダウンロードが可能です。
http://www4.city.kanazawa.lg.jp/11001/shinkansen_melody/
会場 | 北陸新幹線 金沢駅〜上越妙高駅 |
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URL | 北陸新幹線スペシャルサイト カウントダウン 北陸新幹線 金沢開業 http://www.pref.ishikawa.jp/shink/hokuriku-shinkansen/index.html |