鹿児島県日置市「花の店 くぼた園」花を通じて、想いをカタチにする
ローカル お店の情報
鹿児島市のお隣、日置市のお店を紹介していくシリーズ。今回ご紹介するのは30年以上前から生花店を営み、地域に根ざしたお花屋さん「花の店 くぼた園」です。
2021年もあっという間に1ヶ月が過ぎ、まだまだ朝晩の寒さは続くものの、日中になると太陽の日差しが心地よく感じる日も増えてきて、だんだんと春が近づいてきているのかなと感じます
新成人のお祝いが終わり、卒業や入学、異動や就職など、毎年ながら人生の節目を感じる季節も近づいてきています
人生の節目節目で贈ったりもらったりするもの、それは『花』
人が人に想いを伝えるとき、言葉や手紙とともに渡すもの
『花言葉』というものがあるように、それに意味を込めて、想いをカタチにすることはとても素敵なことだなと思います
“あの人にはどんな花がいいかな””どんな花をもらったらうれしいかな”と相手を想いながら花を選んだ人も多いのではないでしょうか
だからこそ、そんな想いをカタチにするお手伝いをしてくれるお花屋さんがいいですよね
わたしの住む鹿児島県日置市には、30年以上前から生花店を営み、地域に根ざしたお花屋さんがあります
母の日用のお花を探すお父さんと子どもや、お墓参りや病院のお見舞いに持っていくお花を探す家族など、子どもから大人まで地域の人なら誰もが知っているお花屋さん
『花の店 くぼた園』
家族経営のあたたかい雰囲気が特徴で、スタッフの方々も相談しやすい方が多く、行く度に居心地の良さを感じています
贈り物用の生花がメインですが、最近は自宅用に花を購入する人も増えているようで、「お花を買いに来られる方々の暮らしや人生が、少しでも豊かになるお手伝いができればうれしいですね」といつも謙虚で笑顔の絶えないオーナーの窪田さん
取材中もいろんな人がいろんな想いでお花を買いにお店にやってくるたびに、その想いを丁寧に聞き、お花を買った方が全員笑顔で帰っていかれる姿が印象的でした
季節の旬な花を店頭に揃えることはもちろんのこと、温度管理や品質管理も徹底され、店内も清潔に広々と感じてもらえるよう工夫されているとのこと
人を大事に、人の想いを大切にされている窪田さんだからこそ、地域の人から親しまれ、その地域に根付いていくんだなと感じました
窪田さん曰く、「日置市には、人を大事にする人が多い」そうで、まちの心地良さや人の穏やかさは、きっと日置市の文化なのかもしれません
最後に、窪田さんから大切にしていることを聞きましたのでご紹介します
「花屋として、花についての正しい知識を持ち、その魅力を深く理解することと同じように、お客様の想いに目を向け、誰かを想う気持ちを大切にしたいと思っています
そして、その想いをカタチにするのが私たちができることです」