【鹿児島県鹿児島市】茶ノ暇喫茶室 / お茶を通して創る、日々の暇(いとま)
ショップ情報
ジョン・レノンに似ていることからジョンさんと呼ばれている店主/日本茶バリスタが淹れてくれるお茶。「茶ノ暇喫茶室」を取材してきました!
鹿児島といえば、お茶。鹿児島市から少し車を走らせると、雄大な茶畑が広がっている。
そんな鹿児島では、自宅でお茶を淹れて飲む習慣がしっかりと根付いているのだ。
例えば、お客さんが来たときは急須にお茶を淹れておもてなす。また、家族で団欒を楽しむ時にもお茶は欠かせない。
しかし、意外にも日本各地のさまざまな地域のお茶を楽しむという機会は思ったより少ない。
そこで、鹿児島の日常にあるお茶文化を、非日常の空間とおもてなしで楽しんでもらおうと、2022年4月、鹿児島市易居町に「茶ノ暇喫茶室」がオープンした。
「茶ノ暇喫茶室」では、鹿児島のお茶のみならず、店主が厳選した日本各地の個性豊かなお茶と菓子を楽しむことができるのだ。
ここでは、日本茶バリスタの資格を持つ店主のジョンさんが直々にお茶を淹れてくれる。
ちなみに、ジョンさんの名は愛称で、ジョンレノンに似ていることからついた愛称だそう。
お店の営業時間は週末の19:00~22:30。1日の終わりにゆったりとした時間を過ごすことができる。
早速メニューを開いてみると、日本各地のお茶の種類の多さに驚く。
初めて聞く品種のお茶についても、ジョンさんがわかりやすく丁寧に教えてくださる。
鹿児島は、緑が濃い深蒸し茶がメインだが、関東などでは浅蒸し茶がメインで、同じお茶でも違った味や香りだという。
注文をすると、目の前でお茶を淹れてくれる。ゆったりとしたジョンさんのひとつひとつの動きについつい見惚れてしまう。そして、丁寧に注がれるお茶が奏でる優しい音色が、店内に響き渡る。この音に、癒されるのだ。
目の前でひとつひとつ丁寧に淹れてくださったお茶は、ふんわりと優しく香りが立ち、日々の疲れを忘れさせてくれる。
そして、目の前に出されたこのお茶。透き通っていて美しく、見ているだけで、ついついうっとりしてしまう。
さらに、お茶とのペアリングに用意された3種類のお菓子。
・抹茶のテリーヌ
・ラムレーズンチーズケーキ
・あんこのガトーショコラ から選ぶことができる。
お茶と菓子の組み合わせによって、また違ったお茶の味わいが広がる。その組み合わせを、それぞれ楽しむのもおもしろい。
ジョンさんは、この茶ノ暇喫茶室を通して伝えたいことがあるという。
お茶は、鹿児島県内でもそれぞれ個性を持っている。例えば、南九州市のお茶は、緑が深くてコクがある。
また、霧島の方では、さっぱりと蒸した黄色っぽいお茶がある。同じ鹿児島でもこんな違いがあるのだ。鹿児島を飛び出すと、さらに新たな発見があるのではないかと思う。
日本各地の品種や製法が違うお茶を知ることで、その土地でしか知ることのできない味を楽しむことができる。さらには、鹿児島茶の魅力を再確認することもできるのではないかとお話ししてくださった。
どんなお茶なのか?詳しくお話を聞くことで、またお茶の世界がぐんと広がるのではないだろうか。
皆さんも「茶ノ暇喫茶室」で、お茶の深い世界に飛び込んでみては?
屋号 | 茶ノ暇喫茶室 |
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URL | https://www.instagram.com/kissa_itoma/ |
住所 | 鹿児島県鹿児島市易居町4-20(間借り営業) |