麻の力で日本を変える、同志を探しています。
「菊理農園」社員募集/無農薬栽培と麻事業プロジェクト
※終了しました。
「麻の栽培」と聞くと、どう感じるだろうか。10年前の日本なら、口にするのもためらわれる、タブーな言葉だったかもしれない。しかし今や、ヘンプシードやヘンプオイルをはじめ、麻はぐんと私達の身近な存在となっている。それどころか、医療や環境問題、高齢化や過疎化など、世の諸問題の救世主としても、麻が注目されている。
その麻の力で、本気で日本を変えようとする一人の農家がいる。以前reallocalでもご紹介した「菊理農園」の安田健悟さんだ。(安田さんについては、以前の記事「麻の力で日本を変えるサーファー農家」にて)
この度「菊理農園」での作物栽培と、安田さんと一緒に麻プロジェクトに尽力してくれるスタッフを募集している。
正直、安田さんに取材する以前は、私も麻について全くの無知だった。「大麻=麻薬」のイメージから、「将来的に麻を栽培しようと思っている」と安田さんが話してくれたときは、「この人、優しそうに見えてヤバい人かもしれない…」と身構えたほどだ。
取材するからには、一応麻のことを知らねばとネットを開けば、世界ではとっくに麻の有用性が証明され、燃料や衣料・食料・建材・農業資材にいたるまで、実用化に向けて動いていることを、ものの5分で知ることになる。(「ASAFUKU」の「ヘンプ入門」がわかりやすくておすすめ)
そもそも日本で麻の栽培が禁止されたのも戦後のこと。昭和23年に「大麻取締法」が制定されてからだ。それまでは神事や医療、日用品にいたるまで、日本人と麻には切っても切れない深い関係があった。
「ようやく麻事業に本格的に着手できそうだ。だから一緒に頑張ってくれるスタッフを募集したい」と安田さんから連絡を受け、再び金沢市竹又町に車を走らせる。
安田さんは無農薬で栽培する農家としても、金沢で名の知れた一人だ。農薬や化学肥料に頼らず、山から採集した落ち葉や枯草などを鋤き込み、土づくりから徹底してトマトを栽培している。そうして地道に育てられた「菊理農園」のトマトは、市内のフレンチや和食店からも引き合いが多い。
現在柱となっている事業はトマト栽培のため、「菊理農園」のスタッフとなった際には、もれなく無農薬栽培についても学べることになる。
しかし、今回は決してトマト農家として成功したい人を募集するわけではない。前回の記事でも触れているが、安田さんが農家になったのも、そもそもは麻事業に取り組むため。「麻を栽培するには、まず土づくりや野菜づくりなど、農業の基礎知識を知っておく必要がある。だからこそ、野菜の中でも一番栽培が難しいといわれるトマト栽培を選びました」。
「もちろんスタッフになる方には畑仕事を手伝ってもらうことになるけれど、麻事業を一緒に本気でやっていってくれる人を募集したい。だから、麻の有用性について、ある程度はすでに知っている人が良いかな。麻はまさにこれからの事業だからこそ、仕事内容も多岐に渡ります」
安田さんは20代の頃、オーストラリアに住んでいたが、そこで産業としての麻の可能性を知ってから、人生の目標を「麻栽培で日本を変えること」と心に決めた。そして今、ようやく本格始動する準備が整った。
「環境汚染や資源の枯渇、原発・エネルギー問題、健康問題に高齢化社会…あらゆる問題を解決する糸口が麻にはあると僕は信じています。今日の日本で麻の栽培事業を認可してもらうことは、決して簡単なことではないけれど、麻栽培を促進しようというムーブメントは確実に日本全国に広がっている。許可が下りればすぐにでも耕作放棄地を活用して麻栽培に着手したい。そうすれば、過疎地に若者を呼ぶ雇用にもつながる。麻はみんなを幸せにできるんです」
まさにこれからスタートする事業なので、具体的に提示できるものはまだない。だからこそ、同じ未来に向かって走ってくれる同志の力が必要だ。「麻」というキーワードにピンときた方はまずは一度電話してみてほしい。そして直にその壮大な麻プロジェクトの話を聞いてみてほしい。「是非竹又町に遊びに来てください。住まいなどについても何でも相談に乗りますよ」。
勤務地 | 石川県金沢市竹又町イ49 |
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求める人物像 | 麻の有用性を理解している人、無農薬農業に興味のある人 |
社名/屋号 | 菊理農園 |
URL | 「菊理農園」Facebookはこちらから |
雇用/契約形態 | 正社員・契約社員・アルバイト |
給与/報酬 | 月約20万円 |
仕事内容 | ハウス・露地栽培の農作業。麻事業プロジェクトの進行 |
採用予定人数 | 1人 |
選考プロセス | まずはお電話下さい。その後面接させていただきます 090-7085-9720
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