移住者からみた、山形暮らしの魅力とは?

ゲストは山形市長。『real local 山形』イベントレポート

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市長の山形についてのマニアックな視点に思わず脱帽!次は東京で、2/17(金)に山形イベント開催!

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1月19日、『リアルローカル山形』のオープニングイベントが開催されました。雪が積もる大寒波の山形で、とんがりビルには募集人数を上回る大勢の人が集まりました。

『リアルローカル山形』のテーマである移住・定住の観点から、「地元の人が気づかない山形暮らしの魅力」について語り合った一夜。今回はスペシャルゲストとして、山形市長・佐藤孝弘氏にお越しいただきました。

山形市の在住歴は5年半で、Iターン者である佐藤市長。いち移住者として、いち市民としてのお話がうかがえたのは、なんとも貴重な機会でした
山形市の在住歴は5年半で、Iターン者である佐藤市長。いち移住者として、いち市民としてのお話がうかがえたのは、なんとも貴重な機会でした

東京R不動産の馬場正尊氏、吉里裕也氏、リアルローカルのライターを含め、Uターン、Iターン、旅人などさまざまな背景の登壇者が集まり、多角的に解剖した山形の魅力をお届けします。

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山形市は神秘的でとってもディープ

(右)佐藤市長 (中央)中島彩/リアルローカル山形編集長。山形へIターンして4ヶ月 (左)吉里裕也/東京R不動産、SPEAC inc. 共同代表。5回目の山形訪問
(右)佐藤市長 (中央)中島彩/リアルローカル山形編集長。山形へIターンして4ヶ月 (左)吉里裕也/東京R不動産、SPEAC inc. 共同代表。5回目の山形訪問

(馬場)まずは市長にうかがいます。山形に住まれて5年半、移住者として山形のどんなことに魅力を感じますか?

(市長)山形はディープですよ。1回目の市長選のあと、隅々まで山形市を歩いて人と話しましたが、掘れば掘るほど宝物が出てくる。

はじめて〈垂水遺跡〉をみたときの衝撃は忘れられません。立石寺からさらに奥へいき、千手院の修験道である道なき道をたどります。

「裏山寺」ともよばれていて、きっとほとんどの観光客は素通りしていますよね。もっと表に出して知ってもらいたい場所です。

(右)馬場正尊/東京R不動産ディレクター・OpenA代表。東北芸術工科大学で教授をつとめ、山形に毎週通うこと8年 (左)那須ミノル/リアルローカル山形ライター。山形市生まれ、山形市育ち。東京で働き、山形へUターンして10年
(右)馬場正尊/東京R不動産ディレクター・OpenA代表。東北芸術工科大学で教授をつとめ、山形に毎週通うこと8年 (左)那須ミノル/リアルローカル山形ライター。山形市生まれ、山形市育ち。東京で働き、山形へUターンして10年

(馬場)あんな有名な山寺ですら、まだおもしろい場所を隠し持っているんですね。

(市長)山形は日常風景の中におもしろさが隠れていますよ。日本最古の石鳥居も、普通の住宅地に紛れていますからね。

これも垂水遺跡と同じく山岳信仰のなごりで、あの鳥居のあたりは龍山へむけた参道だったということです。

会場の人々は、佐藤市長のディープな視点に引き込まれていました
会場の人々は、佐藤市長のディープな視点に引き込まれていました

(中島)湯殿山の朝参りへ行ったとき、はじめて山形の奥深さや精神性がわかった気がしました。土地に根付いている神秘的な空気を感じたというか。

リアルローカルでインタビューさせてもらった是恒さくらさんも、瀧山の姥神様のことや土地の歴史について語っていました。

(市長)山形市内は空襲を受けていないので、古い街並みや歴史にまつわるものがたくさん残っている。もし『ブラタモリ』をしたら、ザクザクとネタが出てくるはずです。

山伏の坂本大三郎さんがお店〈十三時〉をやっていて、山形の背景を知れたり話が聞けることも普通のことではないですよね。

山岳信仰や歴史、土地の背景を知っていくと、もっと山形のまちがおもしろくなりますよ。

 
最高すぎるよ、温泉ライフ

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(中島)わたしが一番山形に来てよかったと思うのは「温泉」です。こんなに良質な温泉が日常生活のエリアにたくさんあるってすごいですよね。

しかも300〜500円くらいで安い。地元の人は、銭湯の感覚で源泉かけながしの温泉に行っているようです。

(吉里)ぼくも温泉が大好きで、山形にくると隙をみては温泉に入ります(笑)。今回は上山温泉で、前回は蔵王温泉でした。

ふたつは車で20分くらいの距離ですが、泉質が全然違います。ということは、山形には、もっといろんな種類の泉質があるということですよね?

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(市長)ありますよ。東根や天童のほうまでいくと、山形市とは違った泉質が楽しめます。

(馬場)ぼくが衝撃を受けたのは田んぼのど真ん中にある〈百目鬼温泉〉ですね。白濁したいいお湯で、早朝から入れて、地元のお年寄りがたくさん集まっていて。

近隣の農家の人が畑仕事のあと、日常的に使っているんですよね。この淡々とした日常の一部にこそ「よそ者」から見ると半端ないインパクトがある。

(那須)〈八百坊〉という温泉に朝7時くらいに行ったんですけど、脱衣所でワイシャツとスーツに着替えている人がいて、ネクタイを締めて出て行きました。

つまり、朝に温泉に浸かってから出社するスタイルもあるんですね。

(中島)それは斬新! 山形の人は「マイ温泉」を持っているんでしょうか。

(市長)きっとあるでしょうね。温泉が日常にあるライフスタイルはとても贅沢なことでよね。

 
蔵王のポテンシャル

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(吉里)リアルローカルでは移住のきっかけづくりとして「トライアルステイ」をはじめています。

空き家を使って1週間〜1ヶ月くらい住んでもらう。滞在中に地元の人と交流できる飲み会を主催したり、一緒にまちを回って物件を決めたり。

(馬場)完全な移住じゃなくても、ダブルハウス、ダブルワークの拠点として、山形は可能性があるんじゃないかな。

これからはもっと気楽に移動すること、流動的な暮らしもいいんじゃないかと思うんです。

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(市長)蔵王をそのように使っている人がいますよ。1年の4分の1くらい滞在し、活動の拠点にしている。缶詰になって執筆する作家さんもいます。

その作家さんに「なぜ蔵王なのか?」と聞いたことがあるんです。まずは温泉があること。あとは、夏にクーラーを使わなくてすむこと。

山形市は盆地なので暑いですが、蔵王は夏でも過ごしやすいんですよね。その視点は新鮮でした。

(吉里)ぼくも蔵王にはポテンシャルを感じますね。あれだけの雪と自然と温泉がある場所が、山形市の中心街から車で30分くらい。その近さには本当に驚きました。

その一方で空き旅館が増えていると聞くので、うまい活用法がある気がしていて。

(中島)蔵王の自然の中に家を持って、山形の中心街に出勤するって、ありえますよね。メリハリのある暮らしが送れそう。

(馬場)樹氷やスキーリゾートだけじゃない、蔵王と暮らしを絡めた考え方。蔵王にこもって文章を書きたいっていう気持ち、すごくわかりますから。

いま一度蔵王の魅力を見直すと、山形暮らしの可能性が広がりそうですね。

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ここでは伝えきれないほど、たくさん山形の魅力が語られました。

ハイライトは、佐藤市長の山形愛!これに尽きます。市長の口から山形のおもしろいストーリーが出てくる出てくる。

会場の誰もがそのマニアックな視点にびっくり、そして引き込まれていました。

山形市にはスポットを浴びていない、隠れた魅力がたくさん。なにげない日常風景を見直すこと、当たり前を逃さない視点は『リアルローカル山形』の指針となりそうです。

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イベント後の懇親会では、登壇者と地元の方が交わって、取材のネタをご提供いただいたり、移住についての意見交換をしました。とんがりビルの食堂〈nitaki〉のケータリングも大好評で、最後まで賑やかなイベントでした。

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『リアルローカル山形』では、移住や山形暮らしにまつわるご質問を受け付けています。info@reallocal-y.jp までお気軽にお問い合わせください。

次回は2月17日(金)に、東京でMeet Upイベントが行われる予定です。詳細はこちらからどうぞ。

東京在住の方で山形暮らしに興味がある方、いずれ山形にUターンをお考えの方、なんとな〜く山形が気になる方、みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

撮影:志鎌康平

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