real local 北九州水まわりの物語をめぐる - reallocal|移住やローカルまちづくりに興味がある人のためのサイト【地域情報】

水まわりの物語をめぐる

〜TOTOミュージアム〜

2017.02.01

日本の水回りを支えてきたTOTOの本社は北九州市小倉です。併設されたミュージアムに行ってきました。

日本でのシェアが高く、海外にも多くの衛生陶器を送り出しているTOTO。ここ小倉に本社があります。

その本社に併設されている「TOTOミュージアム」は、今年で創業100周年を迎える同社記念事業の一環として、2015年8月にオープンしました。当初の見込みを遙かに超え、オープン後1年1ヶ月で累計来場者数10万人を突破するなど、同社のブランドを発信するランドマークとして抜群の存在感を発揮しています。

 水まわりの物語をめぐる

真っ白でなめらかな外観は、まるで衛生陶器そのもののよう。

「人と環境にやさしく調和する建物」をテーマに建てられたミュージアムには、節水・太陽光発電・素材の再利用・屋上緑化など、環境に配慮した工夫がちりばめられています。

 

 水まわりの物語をめぐる

入口を入ると大きな吹き抜け。太陽の光が降り注ぐ、まふしいほどの真っ白な空間が広がっていました。

1F奥はショールームになっていて、最新のキッチンやサニタリー器具が豊富に展示されています。

 

 

エスカレーターを上がった2Fがミュージアムゾーン。

いよいよTOTOのあゆみと日本の水まわりの歴史を掘り下げていきます。

 

水まわりの物語をめぐる
大正初期の研究所。ここで何度も試作が行われた。

 

現在ではあまり知られていませんが、創業から1970年ごろまでは食器も生産されていました。

当時の貴重な美しい食器の数々が展示されています。

水まわりの物語をめぐる
当時高価だった食器のセット

水まわりの物語をめぐる

 

TOTOの環境への取り組みをPRするために作られ、小倉の本社から出発し1400キロの道のりを実際に走行した「トイレバイク ネオ」も展示されています。

座席はTOTOの超節水便座”ネオレスト AH3”の本体が組み込まれており、家畜の排せつ物や生活排水を発酵させた「バイオガス」を燃料にしているそうです。

水まわりの物語をめぐる
残念ながら乗車することは出来ませんでした。 ハンドルにはミニトイレ、後ろのタンク上には巨大トイレットペーパーが!

 

 

次に、時代とともに変化する水まわりの歴史と商品の変遷を紹介するコーナー。

ショールームが無かった時代、見本用として精巧に作られたミニチュアトイレたち。ちっちゃくて可愛いです。

 

水まわりの物語をめぐる
ずらりと並んだ歴代の便器!
水まわりの物語をめぐる
時代と共に進化してきたシャワーヘッド。

 

個人的に気になっていたのが、TOTOのミュージアムのトイレ。

さすが、と言わんばかりの広々と使いやすい空間。もちろん最新式のウォシュレットでした。

 

水まわりの物語をめぐる
「トイレ川柳」優秀作品が掲載されているトイレットペーパー型川柳集。 ミュージアムショップにて販売中。

 

毎日の生活に欠かせない水まわり器具。

変わり続ける地球環境。

日本の水まわりの成長を支え、その先頭を走り続ける企業の、ものづくりの神髄に触れる貴重な時間となりました。

 

追伸)

隣接している小倉第一工場では、5名以上から工場見学も可能です。(要予約

企業の歴史を学んだ上で、衛生陶器の製造工程を実際に見てみるとおもしろそうです。

URL

https://jp.toto.com/museum/

住所

〒802-8601 北九州市小倉北区中島2-1-1

TEL

TEL 093-951-2534 / FAX 093-951-2539

営業時間

10:00-17:00 (入館は16:30まで)

定休日

月曜・夏期休暇・年末年始

料金

無料

団体(20名以上)の場合、貸切バスで来館の場合は要予約

問い合わせフォーム

お名前(必須)
メールアドレス(必須)
※携帯電話のメールアドレスをお使いの場合
パソコンからのメール受信を制限する設定をされている方は、[@reallocal.jp]を受信できるよう、ドメイン指定受信解除等の設定をお願いいたします。
内容・自己紹介など(必須)
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

※入力された情報を保護する為、SSL暗号化通信を採用しています。

水まわりの物語をめぐる