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〜大繁盛店「うどん家久兵衛」の秘密〜
北九州市小倉中心部。「ごぼう天うどん」、食べて欲しい!
今回は、小倉中心部の南側外縁に位置しており、昔から交通の結節点として賑わっていた三萩野エリアに10年前にオープンした「うどん家久兵衛(http://www.kyu-be.com/)」さんについてご紹介したいと思います。(※北九州ではお馴染みのソウルフード的な「資さんうどん」とは違うタイプのうどん屋さんです。)
小倉駅からモノレールで2駅ほどのこの界隈には、以前紹介した「黄金市場」や「comichiかわらぐち」もあります。
お店に入ると、「いらっ、しゃいませーーー!」と甲高い大きな声で気持ちよく出迎えられます。誰よりも大きな声の主が、このお店の店主である林和久さんです。この林さん、実は、長年大手デパートで働いていたのですが、脱サラを余儀なくされたあと、豊前裏打会(http://urauchi.info/)の総本山である津田屋官兵衛(http://www.tsudaya.com/)にて修行を積み、暖簾分けのような感じでこの店を開業したそうです。
このお店に来たらまず食べて欲しいのが「ごぼう天うどん」です。薄くスライスされたゴボウを丸い形にならべてサクッと揚げたものがのっかっています。最初は出汁につかっていないパリッとした部分を頬張り、そのあとは、エッジの立った細めのうどんを食べながら、優しい味の出汁に浸しつつ食べると美味しいです。
ガッツリいきたいときは、丼物とミニうどんのセットもオススメです。
また、うどん屋さんには、よく一味唐辛子や七味唐辛子がおいてあると思いますが、このお店には、辛さレベルが様々な5種類の辛子があります。僕はいつも柚風味のものをかけますが、色々試してみても面白いと思います。
今回僕がオススメしたごぼう天うどん以外にも、このお店では色んなトッピングのうどんが楽しめますが、サイドメニューの中にも僕のイチオシがあります。
その名も、「明太こんにゃく」です!
これは、このお店のためにオリジナルで開発されたものだそうで、その名のとおり、こんにゃくの中につぶつぶ明太子が散りばめられています。注文すると、それが5mm厚くらいにスライスされたものがでてくるのですが、付け合わせのわかめと一緒に生姜醤油にくぐらせて食べると絶品です。思わずお酒が飲みたくなります。きっとやみつきになるので、是非一度お試しください。
最後に、更にもう1つ知って欲しいことがあります。
それは店主林さんの想いです。このお店は黄金市場に隣接する幹線道路沿いにあるのですが、開店当初から、このお店がうまくったら多店舗展開によって黄金市場の空き店舗を一つずつ解消していきたいと考えていたそうです。多店舗展開というと、別の場所に進出するイメージですが、林さんの場合、同じエリア内に業態の違う店を展開するというイメージを持っていたそうです。現在では、既に黄金市場の中で「天ぷら八兵衛」「こがね食堂七兵衛」という姉妹店をオープンさせているので、次の「六」が楽しみです。