【長野】花屋と絵描きと、夢をみる店 WANDERLUST
長野駅から善光寺に向かう表参道の裏通りにある、ふらりと立寄りたい店の紹介です。
色と香りと、花と絵で彩られた空間、WANDERLUST(ワンダラスト)。お店、ギャラリー、アトリエとして、静かな小路でひっそりと扉をあけています。
長野駅から善光寺へと向かう表参道を折れた裏通り「新小路(しんこうじ)」という名の通りがあります。石畳風に舗装された小路に面したお店のひとつがWANDERLUSTです。店主はフローリスト(花屋)と、スケッチジャーナリスト(絵描き)の2人。
さて、この記事を書いている私は、WANDERLUST店主のひとり。スケッチジャーナリストと名乗り、絵や文を生業としています。真子と申します。はじめまして。生まれ育ちは愛知県。タスマニアを経由して長野県へ拠点を移し、2015年3月3日にWANDERLUSTをオープンしました。
2人の店主がそれぞれ作業をしている姿を横目にみながら、お買い物を楽しんでもらえます。生花やぶどうジュース、ドライフラワーで飾られた絵。賑々しい店内に並んでいるものだけが商品というわけではありません。例えば、オーダーをうけてから用意する贈り物。
それから、あなたの「夢」を描き出すイメージスケッチ。「自分でお店を開いてみたい」「小さなおうちでのんびり暮らしたい」。頭のなかにぼんやりと浮かんでいる理想の暮らし方、なりたい自分の姿について教えて下さい。話を聞きながら絵に描き出します。
WANDERLUSTとは「世界を知りたい、探求したいという強い想い」「旅や冒険への渇望」といった意味をもつ言葉です。「こころにWANDERLUSTを持った、好奇心旺盛な人達がふらと立ち寄れる場所になったらいいな」「夢を語れる場所をつくりたいな」と、そんな風に思っています。植物や絵がそこに寄り添うことで、前向きなきもちを応援することができたらなんて嬉しいことか。
WANDERLUSTという店名のおかげか、開店して2年の間に様々な人が行き交う場となりました。
学生や小さなこども。歌手。ピアニスト。詩人。チェリスト。コピーライター。カメラマンに編集者。大学の先生。家具職人見習いの女の子はデンマークから。国内外のあちこちからの来訪者と、お散歩に立ち寄る近所の方が出会いお喋りする場面も。
私たちが「おもしろいな!」と感動するような特技をもった方が来てくれた時には、なにかイベントをひらいてもらったりします。近所の方やまちの方に「おもしろい」をシェアしたくたなるからです。
ドイツで活躍中の現代音楽家さんは「プリペアドピアノ」の演奏会をひらいてくれました。ベトナムからきたアニメーション作家さんは人を巻き込んでの制作(ワークショップ)の場としてつかってくれました。農家さんの試食会が開かれたこともありました。今年4月には、数学研究者による数学の演奏会がひらかれる予定です。私自身、この場所を通じて出会った人達から、「いままで知らなかった新しい世界」を教えてもらっています。すごく貴重な経験です。
花屋と絵描きのお店兼アトリエのWANDERLUST。お店であり、作業場であり、時にイベントがひらかれる場所でもあります。「好奇心旺盛なおもしろい人や、夢を語れる場所になったらいいな」と私は思っています。
まずは気軽に、休日のお散歩がてら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。花と絵を眺めるだけでも、普段とは違った夢見心地な気分になれるかもしれません。
名称 | WANDERLUST |
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業種 | 花屋/シェアアトリエ |
URL | |
住所 | 長野市東町146-3 |
営業時間 | 11:00 〜 17:00
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定休日 | 月曜 (ほかに臨時休業の可能性あり) |