山形の隠れた名所「裏山寺」とは?

静寂で神秘的な散策コース

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年間70万人で賑わう山形市一の観光地「山寺」。最近では外国からの観光客も多いといいます。

比叡山延暦寺の別院として1100年あまり前、慈覚大師円仁によって開山。杉木立の中、1015段の石段が奥の院まで続き、途中多くの 石碑、石仏、お堂があります。

と、ここまでは有名な話。

今回ご紹介したいのは、地元の人にも意外と知られていない「やまでら天台のみち」。

その道に詳しい人の間では「裏山寺」ともよばれ、リアルローカル山形のオープニングイベントでは、山形市長が一番におすすめする場所でもありました。

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「やまでら天台のみち」は、千手院観音をスタート地点に6つのスポットを巡るコース。

以下、6つのスポットをご紹介していきます。

 
①垂水霊境

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ほの暗い垂水霊域(垂水遺跡)には、大正時代頃まで、山伏の住居修行の姿があった。巨大な岸壁一面の蜂の巣状の穴が印象的。自然の妙と尊崇する神仏を拝した先祖の心が伝わってくる。

 
②城岩七岩

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七つの岩が並ぶ山の頂。対岸に見える所部集落から眺めると、七つの岩(弓張り岩・盾岩・猿岩・鏡岩・塩岩・砦岩・冑岩)が城壁のように並んで見える。まさに中世の山城の様相をなし、隠し砦を想起させる。

 
③修験場跡・毘沙門天岩

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この広場が修験場跡と伝えられている。正面には屏風のような岩、背後に毘沙門天岩、左に男岩、奥に女岩。そして、広場を下ると胎内くぐり(産道)がある。これらを総じて考えると、この広場は神秘的な厚い庶民信仰のお祭りの広場のように思われる。

 
④五輪塔窟・本院跡

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崩れた多くの五輪塔の姿が見られる。以前には、完全な姿の五輪塔が並んでいて、供養が偲ばれた。しかし、持ち去られたり、崩れたりと見る影もない姿になってしまった。五輪塔に刻まれた年号の中には鎌倉時代の年号が見られる。

 
⑤牛頭天王・神母女天

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山肌に二基の石碑「牛頭天王」と「神母女天」が立っている。牛頭天王は地獄の鬼で頭は牛の姿をしている。神母女天は、千手院観音に属する二十八部衆の仏。山寺には、牛頭天王に初なりのきゅうりを供え、豊作を祈願する風習があった。

  ⑥平岩

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ここに平らな岩盤が露出していたため、「平岩」という地名となった。付近には、霊域の入口を示す各種の石碑が立っている。明治時代には千手院集落の大事な生活道だった。

 

奥行きがある奇岩の影に光が差し込む。神秘的な空間でした(撮影:リアルローカル山形)
奥行きがある奇岩の影に光が差し込む。神秘的な空間でした(撮影:リアルローカル山形)

千手院観音から垂水不動尊までは、ゆっくり歩いて20分ほどで到着します。千手院観音から全コースでは、一時間半ほどでのんびり堪能することができます。

観光地「山寺」から一歩踏み込んで、ディープな山形を体感したい人にオススメです。

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そのほか、山寺駅の東側にある奥山寺遊仙峡には、渓谷をめぐるハイキングコースがあり、うっそうとした森と大きな岩の景観の中、沢登りを楽しむことができます。

詳細は、山寺コミュニティーセンターへお問い合わせください。

画像提供:山寺コミュニティーセンター

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