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2017の見どころ・楽しみどころ(前編)/山形国際ドキュメンタリー映画祭④

2017.08.31

※終了しました。

2017の見どころ・楽しみどころ(前編)/山形国際ドキュメンタリー映画祭④

山形国際ドキュメンタリー映画祭2017(YIDFF2017)10月5(木)に開催される。初日は開会式のみとなっており、10月12日(木)まで実質6日間のうちに約150本にも及ぶドキュメンタリー映画が山形市内9つの会場で上映される予定だ。まさに、山形がドキュメンタリー映画漬けになる1週間、となるだろう。

さて、開催まで1ヶ月近くとなった現在はプログラムも各地に配布され、市内の至る所にはポスターも貼られており、祭りが近づいていることを感じさせる。今回のreallocalでは、YIDFF2017プログラムの全体像をお伝えすることとしたい。

まず上映プログラムは、大きく「インターナショナル・コンペティション部門」、「アジア千波万波 」、そして「特集」から構成される。

「インターナショナル・コンペティション」では、世界中から応募された1,146本(!)の長編作品から厳選された珠玉の15本(!)が上映される。

「アジア千波万波」では、キラリと光るアジアの21作品と招待作2作品が上映される。

特集は小さく6つのテーマに分かれている。

一つ目は、「アフリカを/から見る」と題し、アフリカにフォーカスした約20ほどの作品を上映する。

二つ目は、「日本プログラム」。日本の今を独自の視点で撮られたドキュメンタリーを紹介する。

三つ目は、「政治と映画 パレスティナ・レバノン70s – 80s」。第三次中東戦争とレバノン内戦を背景に制作された映画を紹介する。

四つ目は、故小川紳介とも親交のあったスイスの映画監督の作品を上映する「共振する身体 ー フレディ・ムーラー特集」。

五つ目は、東日本大震災の経験や課題から生まれた作品を取り上げる「ともにある Cinema with Us」。

六つ目は、山形ロケや、山形に関連する監督の作品を上映する「やまがたと映画」。

2017の見どころ・楽しみどころ(前編)/山形国際ドキュメンタリー映画祭④

2017の見どころ・楽しみどころ(前編)/山形国際ドキュメンタリー映画祭④

また、YIDFF2017では、映画上映のほか、イベントも様々用意されている。作品にまで至っていないラフカットを上映しディスカッションするイベント「ヤマガタ・ラフカット!」や、アフリカ特集関連企画としてアフリカ音楽をテーマにした音楽イベント「アフリカナイト!」、アジア千波万波特別企画として映像作家ロックスリーのドローイングなどを展示予定の「ロックスリーの館」などなど。聾者の監督が自ら自転車で日本縦断の旅に出た作品の上映(バリアフリー字幕付き)と、それに伴う自転車ツアーも企画予定だ。

2017の見どころ・楽しみどころ(前編)/山形国際ドキュメンタリー映画祭④

さらに、期間中の夜は例年通り、映画祭ゲストとファンの交流の場「香味庵クラブ」が、香味庵まるはちで開催されることになる。

YIDFFは山形だけでなく全国各地から市民ボランディアが数多く参加する祭りとなっている。会場の誘導係、ゲストサポーター(国内外のゲストの山形滞在をサポート)、質疑応答の司会、デイリーニュース編集部、同時通訳機操作、香味庵での受付など、ボランティアとして参加することによって映画にグッと近づくこともできるし、ボランティアとしての方がこの映画祭を楽しめるというウワサもあるくらいだ。現在もボランティアは募集しているので、希望の方はぜひYIDFF事務局にお問い合わせを。

上映やイベント会場となるのは、フォーラム山形、山形市民会館、山形市中央公民館(アズ七日町)、山形美術館、KUGURU(とんがりビル1F)、旧西村写真館、香味庵まるはちなど。いずれも徒歩であれば15分ほどで移動できるくらいの圏内にあるが、中心市街地を走る「ベニちゃんバス」を利用すると便利だろう。

また、県外からJRで参加される方には、新幹線と宿泊がセットになった旅行商品(ドキュ山!! GOGOパック)も販売されているので、参考にしていただきたい。

 

さらなる詳細や注目ポイントなどについては、後編へつづきます。

2017の見どころ・楽しみどころ(後編)