ワークショップでつくる九谷焼
KUTANI SEAL/上出長右衛門窯×丸若屋
九谷焼は、「五彩」と呼ばれる赤・黄・緑・紫・紺青の絵の具を厚く盛り上げて塗る技法を使った鮮やかな絵付けが特徴の磁器で、石川県を代表する伝統工芸のひとつ。その圧倒的な美しさは、国際的にも評価が高い反面、現代の食卓ではちょっと敷居が高い面も・・・。
そこで誕生したのがKUTANI SEAL(クタニシール)。「九谷焼をみなさんの身近に」をテーマに、九谷焼窯元・上出長右衛門窯と日本のものづくりをプロデュースする丸若屋が立ち上げた、九谷焼のワークショップブランドです。
九谷焼は本来、職人が筆で絵を描くものですが、KUTANI SEALでは伝統的な絵柄をイラスト化し、製品を低コストに量産する絵付けの転写技術を用いることで、誰でも簡単に九谷焼の絵付け体験ができるようになりました。ワークショップは全国各地のカフェやショップ、イベント等で行われており、2009年にスタートしてからの延べ参加者は3,000人を越えています。
ワークショップでやることは、九谷焼の白い器の上に、自由な発想でシールを貼っていくだけ! 貼り終わった器は石川県の窯で焼かれた後、自宅に送ってもらえるので、仕上がりも安心です。(ページ下部に動画あり)
また、自分でつくるのはちょっと・・・という方には、KUTANI SEALを使ったお皿やお茶碗なども販売されています。自宅ワークショップ用のKUTANI SEALキットもありますので、ご家族やご友人とつくってみるのもいいですね。
近年では、夏季限定のおばけシリーズ、遊中川(中川政七商店)や にゃー(Ne-net)、イラストレーターのAkkoさんとコラボレーションが話題になるなど、活動の幅を広げているKUTANI SEAL。そこには、上出長右衛門窯・上出惠悟さん(*1)の九谷焼に対する思いが込められていました。
「九谷焼の生産量はだんだん減ってきており、家庭の食卓もそうですが、旅館や和食店でも九谷焼は影を潜めつつあります。僕は若い世代の方にももっと気軽に九谷焼を使って欲しいという想いとともに、転写と手描きという製法を正しく皆さんに伝えたいと考えKUTANI SEALを作りました。色んな面から九谷焼を知り話題にしてもらえたら嬉しいです。」
ワークショップに参加するも良し、お店で買い求めるのも良し。お気に入りの器として、九谷焼の入門編として、あなたの家でもKUTANI SEALを使ってみませんか?
URL | KUTANI SEAL KUTANI SEAL(@KUTANI_SEAL)さん | Twitter |
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住所 | 石川県能美市吉光町ホ65 上出長右衛門窯 ※現在こちらのワークショップは金沢市「八百萬本舗」の「KUTANI SEAL」ブースでも随時開催されています。(詳細はHPをご覧ください) |
TEL | 0761-57-3344
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備考 | ワークショップの開催情報は こちら からご確認ください。 http://www.kutaniseal.com/play.html
購入方法: KUTANI SEAL / 上出長右衛門窯 オンラインショップ |