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和菓子おやつ食べ比べ【前編】

金沢グルメ・リアル研究会 Vol.2

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加賀百万石の伝統を受け継ぐ老舗・高級グルメから、リーズナブルな庶民派まで、幅広くて奥深い金沢グルメ。そんな金沢の味を「real local金沢」の食いしん坊が食べ比べる、新企画の第2弾は日常使いの「和菓子おやつ」がテーマ。今回は女子3人でレポートします。

>> 和菓子おやつ食べ比べ【後編】はこちら

 

「金沢グルメ・リアル研究会」に新メンバー登場

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山岸奏乃花(左)
「金沢R不動産」のインターンにして研究会の新メンバー。石川県能美市の出身、東京の大学で社会学を専攻する21歳。幼少期より和菓子が好きで、和菓子偏差値はかなり高め!

笠原美緑(中)
「金沢R不動産」スタッフ。金沢の大学へ進学してから、周囲に影響されて和菓子を食べるように。金沢で和菓子文化にカルチャーショックを受けた、お隣り富山県の出身。

坂下有紀(右)
ライター、この研究会の書記を担当。甘いものよりはご飯党、お菓子もしょっぱい(塩味)系好き。茶道の経験があり、そこで和菓子の魅力に出会った。同じく富山県の出身。

 

【1】「甘納豆 かわむら」の「甘納豆」「豆みつ」

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「紫花豆」(320円)、「オーガニックひよこ豆」(330円)、「栗」(450円)、「大納言」(280円)、「雪てぼう」(280円)※価格は税別

坂下:まずは私が持ってきた「甘納豆 かわむら」さんの甘納豆です。

山岸:きゃ〜、かわいい! これ全部、お豆の種類が違うんですか?

坂下:お店には常時20種類くらい並んでいて、季節ものも含めると30種類くらいあるそう。私が最初に出会ったのは21世紀美術館のミュージアムショップだけど、詰め合わせの1種類だったし、「かわむら」さんはデパートにも出していないから、にし茶屋街の本店でしか買えないレア感も魅力だよ。茶屋建築をリノベしたお店が、これまたおしゃれなんだ。

笠原:甘納豆って小豆や黒豆しか食べたことなかった。それぞれ味も食感も違いますね。

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坂下:しっとりしていて、ジャリジャリしないのも特長。昔からの伝統製法で、厳選した豆を使って甘納豆を作っているんだけど、数回に分けて煮込みながら甘みを浸透させているんだって。あまり和菓子に使わない豆を甘納豆に変身させる斬新なアイデアと、パッケージのデザインの良さもお気に入りなの。「大豆」「とら豆」「紫花豆」なんて煮豆のイメージでしょ。「ひよこ豆(ガルバンゾー)」は、豆カレーかファラフェル(中東風コロッケ)以外は、私この甘納豆でしか食べたことないかも。

山岸:「ひよこ豆」の甘納豆なんて初めて。この食感も新鮮! こっちの黄色いのは何ですか?

坂下:これは「栗甘納豆」、ほくほくして美味しいから食べてみて。

山岸:ん〜、美味しい。見た目もキレイで宝石みたい。

笠原:私はこの黒っぽくて大粒の「紫花豆」が気に入りました。今度お店にも行ってみよう。

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「豆みつ」330円 ※価格は税別

坂下:「豆みつ」も試してみて。このシロップで甘納豆の豆を煮炊きして、味付けしてるんだって。豆のエキスが抽出されてて、瓶の中には大納言の粒も入ってるよ。

山岸:どんな風に使うんですか?

坂下:煮物の砂糖がわりにしたり、ヨーグルトやアイスにかけたり、メイプルシロップみたいにパンケーキやトーストにかけてもいいよ。コーヒーやミルクに加えて使うのも手軽で美味しい。

笠原:思ったよりもあっさりしてて、すっごく上品な甘みですね。

山岸:芳ばしい豆の風味も感じますね。

坂下:ホットミルクに加えたり、こんがり焼いたバタートーストにかけたいな。甘納豆もシロップも、甘さ控えめで上品なところが好きなんだ。甘納豆の小袋は300円前後というお手頃価格とサイズ感が、自分用のおやつにも、ちょっとしたおもたせ、お土産にもいいでしょ。

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甘納豆 かわむら
所/石川県金沢市野町2-24-7
TEL 076-282-7000
営/9301800、日曜・祝日9301700
休/第1火曜
P/あり
http://kawamura.luna.weblife.me
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【2】「松葉屋」の「栗むし羊羹 月よみ山路」

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「栗むし羊羹 月よみ山路」(750円)

山岸:次は私のイチオシ「松葉屋」さんの「栗むし羊羹 月よみ山路」をどうぞ。本店は小松市だけど、金沢市内では金沢駅の「あんと」、「めいてつ・エムザ 黒門小路」でも買えます。

坂下:竹の皮で包まれているのが、またそそるね。老舗感が漂ってる。

笠原:中にめっちゃ大粒の栗が入っとるね。どこを切っても出てきて、羊羹より栗の比率が高いんじゃない!?

坂下:モチモチした食感が特徴的。ほのかに竹の香りもして、甘みはあっさり、小豆や栗の素材本来の美味しさがいかされてて、ほっこり素朴で落ち着く味だね。

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山岸:このモチモチ感は葛を加えて蒸しているからなんですよ。私はこの竹の皮に薄く貼りついた羊羹のかけらを、こそげ落として食べるのも、すっごく好きで。隅から隅まで大事に食べちゃいます。

笠原:この「松葉屋」さんて、どういうお店なの?

山岸:江戸時代末の嘉永5年(1852年)に加賀の那谷寺の門前で羊羹を商うようになり、明治維新の頃に小松城下に移ったそうです。

坂下:へー、やっぱり老舗の羊羹屋さんなんだ。私もこの蒸し羊羹をお土産で頂いたことあるわ。

山岸:薯蕷(じょうよ)饅頭、季節のお菓子もありますが、やっぱり創業からの羊羹が名物です。この蒸し羊羹は栗が入っていますが、白山比咩神社に奉納している「比咩くるみ」というクルミが入った蒸し羊羹もあります。でも、我が家ではやっぱり、この栗タイプが定番です!

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御菓子司 松葉屋 本店
所/石川県小松市大文字町69
TEL 0761-22-0120
営/9001900、土・日曜と祝日9001600
休/不定休
P/あり
※小松駅より徒歩約7分、小松空港・小松インターより車で10
※金沢市内では「金沢駅あんと」「めいてつ・エムザ」で購入可能
http://www.matsubaya.jp
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【3】「高木屋」の「あんず餅」

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「あんず餅」(1,080円/6個入)

笠原:次は「高木屋」さんの「あんず餅」です。これは「金沢R不動産」の社内リサーチでも人気が高かったものです。

山岸:「高木屋」さんは「紙ふうせん」というお菓子も有名ですよね。

坂下:すっごく柔らかいね。手に持つと、とろ〜っと流れそうになるくらい。羽二重餅と白餡で、種を除いた蜜漬けのアンズを丸ごと包んであるんだ。

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山岸:実は私、フルーツが苦手で・・・。アンズ抜きでいただきます。

笠原:え、フルーツ苦手なの? いちご大福とかは?

山岸:イチゴは人に食べてもらって、大福だけ食べるんです。

笠原:アンズが食べられんとか残念やね。私はフルーツと和菓子の組み合わせって、ジューシーで好き。この「あんず餅」も、私のお気に入りの一つ。冷やして食べても美味しいよ〜。

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坂下:表面のお餅はやわらかいけど、中心のアンズは食べ応えがあるし、甘くて濃厚だね。アンズは酸味が少なめで、ネクタリンや杏仁豆腐のような独特のフレーバーがアクセント。

笠原:「高木屋」さんには、アンズと白餡を使って焼いたパイや、求肥で黒胡麻餡を包んで白胡麻をまぶしたもの、ココナッツを使ったものなど、ちょっとハイカラなお菓子が揃うんですよ。

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菓匠 高木屋
所/石川県金沢市本多町1-3-9
TEL 076-231-2201
営/9:00~18:00
休/水曜
P/あり
http://www.takagiya.jp
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【4】「諸江屋」の「果樹楽甘(フルーツらくがん)檸檬」

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「果樹楽甘(フルーツらくがん)檸檬」(540円)

坂下:「諸江屋」さんは落雁で有名な老舗で、かわいいタンスの引き出しに入った「わび」とか、小さなお花の形をした落雁など、いくつか食べたことがあるけど、これは初めて。

笠原:この落雁も社内リサーチでおすすめされたものです。「めいてつ・エムザ 黒門小路」でしか売っていない限定品なんですよ。

山岸:お店には檸檬(レモン)のほかに、柑子(こうじ)、栗、苺、青林檎もありました。レモン味は金沢マラソンでランナーに提供して大人気だったそうです。

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坂下:フタの裏側に何か書いてあるよ。城下町の金沢では、大身の武家屋敷には果樹を植えていて、中でも「長家のリンゴ」「村井家の柑子」は街の名物で、地名にも桃畠、柿木畠があって、果樹が多く植えられていたんだって。金沢の冬景色でおなじみの「雪吊り」も、果樹を雪から守るための工夫と言われているんだって。

笠原:知らんかった、そんないわれがあったんですね。

山岸:これ、レモンの爽やかな酸味と甘さのバランスがすごくいいですよ。

坂下:うん、甘いものを食べ続けてきた後だから、口直しにもいいね。すーっと溶けて、落雁というよりラムネ菓子のような爽やかさ。

笠原:この爽やかさはクセになりますね。デスクに常備しておいて、仕事で煮詰まったときのリフレッシュにもいいかも。ついつい手が伸びちゃう。

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落雁 諸江屋 黒門小路店
所/石川県金沢市武蔵町15-1めいてつ・エムザ1F
TEL 076-260-2195
営/10001930
休/めいてつ・エムザに準じる
P/あり
http://www.meitetsumza.com/kuromon/100sen.html

落雁 諸江屋 本店
所/石川県金沢市野町1-3-59
TEL 076-245-2854
営/9001900
休/水曜
P/5
http://moroeya.co.jp
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>> 和菓子おやつ食べ比べ【後編】へ続く

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