トンネルを抜けると、そこは雪国どころじゃなかった。
あたりまえが ふつうにあるまち池田町
あたりまえがふつうにあるまち
福井県池田町。岐阜県との県境にある、人口2700人弱の小さな町。町土の約92%は森林で、平野部には田畑が広がる。主産業はずっと変わらぬ農林業。コンビニはない。信号機は2つ。これまで大規模な開発がおこなわれなかったこのまちには、「あたりまえ」の文化が息づいている。
夏休みは、田舎のおばあちゃん家に行くの この言葉に、どれほど多くの子どもたちが羨んだことか。山間地域の夏休みと言えば、虫とり、川遊び、ラジオ体操、朝採れ夏野菜。日本人のDNAに刻みこまれた「あの風景」がここにある。
しかし、池田町は「冬」もすごい。 余計な言葉は要らない、ただ感じるのみ 池田町は日本で有数の豪雪地帯。白銀の世界に樹々や家々の輪郭が現れる。夏の風景とは対象的に、「色」が無くなる分、まちのカタチが鮮明に見えてくる。そして、この風景を前に自然と口をつぐんでしまう。余計な言葉は要らない、ただ感じるのみ。
池田町へ訪れる者の多くが、この風景に心を奪われる。実は僕もその1人。 雪のある暮らし 「雪」と聞くと雪かきが大変というイメージが強い。池田の人に聞いた話だが、昔は、家の玄関が雪で埋まり2階から入ったということもあったらしい。でもその代わり、雪の楽しみ方も熟知しているし、冬場の保存食など生活の知恵も蓄積されている。池田のじいちゃんばあちゃんはスゴい。何でも知っている。
農のある暮らし 池田町の「農業」はどこにも負けない!んじゃないかと思うくらい、みんないきいきしている。 「ゆうき・げんき正直農業」では、農薬の使用回数(0〜1回)や化学肥料の有無など独自の基準を設け、有機農業を推奨。じいちゃんばあちゃんの腕が鳴る。 「食Uターン事業」では、家庭の生ゴミを町内の若者が有償で回収し、牛糞と混ぜて、有機堆肥「土魂壌(どこんじょう)」を商品化。やる気の源は「地域の方々からの感謝の言葉」とのこと。 農のある暮らしは、人と人とを結びつける。
↓あたりまえがふつうにあるまち 福井県池田町
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ちょっとでも池田町のこと気になった方、必見! 現在、池田町には移住者を始め、町民に対する様々な支援事業があります。 ■地域づくり・まちづくり関連活動への助成金(上限10万円) ■出産準備金20万円支給 ■小中学校入学時、高校進学時の入学支度金支給 ■空き家相談、町営住宅 ■町内起業者への補助金(上限700万円) ほか 詳しくは、池田町特命政策課まで。 関連記事 ■いい池田.jp ■いけだガイド(池田に移住してはいけない10の理由!?)