畑のある暮らしの日記〈02〉
5月は山菜たけのこ山の御馳走
こんにちは、那須ミノルです。今日も畑から山形のレポートをお届けします。
さて、あっというまに春(初夏?)。とは言いながら、やはり雪国・東北のしかも山のほうへの春の訪れは本当になかなに遅い、とも思います。
西蔵王なら4月中は残雪がいたるところに目につくので、5月になって本格的な春をようやくようやく迎える感じ。東京の桜の季節からは丸々1ヶ月以上も遅れて、です。
この季節の山は、食材の庭です。
山の名人たちは思い思いに山に入っては、山菜を採ってきます。この人たちは自分のテリトリーを持っていたりどこに何が生えているのかを熟知していたりする山菜狩人。この時分は、野生の山菜を捕まえては新鮮なうちに食べまくるという贅沢を堪能していることでしょう。
僕のようにほとんど山に入ることのない人間は、そうした山の名人からのおすそ分けをいただくという幸運を待ちます。
もちろん地元のスーパーや八百屋や直売所にも地元の山菜が並んでいるのでそれを買うのもよいでしょう。十分にうまいです。でも、「あの人がそろそろ持ってきてくれるんじゃないかな」と期待していると本当に来る、ということもたまにあります。
野性味あふれる新鮮な山菜という名のお宝たちが向こうのほうから手を振ってやってくるというのは、この季節の山形では「十分に起こりうる奇跡」なのです。
ここから先は、山形市内で畑を楽しんでいる僕の友人の家の裏庭の竹林の模様です。そう、この季節の竹林といえば。。。。たけのこです。
ものすごく気軽に、なんの気負いもなく、たけのこ掘りを始めます。
見渡せば、いたるところにポコポコ生えてます。
まだちっちゃいけど、自分が食べる分にはこれで十分。
そんなわけで、以上、山の春の御馳走いろいろをお伝えしました。
もしこの季節に山形を訪れるなら、ぜひ山の春を味わって頂きたいです。蕎麦屋に行けばきっと山菜の天ぷらが食べられるはずです。居酒屋に行けば、山菜料理に出会えるはずです。店のご主人が自ら山に入って採ってきた、なんてお店も珍しくないでしょう。ぜひ山の味わいを楽しんでください。
ではまた次回。山形の畑でお会いしましょう。
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text by 那須ミノル