【長野】「real local 長野」meet up! in Tokyo レポート 移住起業者に聞く、ローカルで生きるコツ
6月22日に東京・R不動産toolboxショールームで開催されたreallocal 長野 meet up in Tokyo! イベント。長野好きな方、実際に移住を検討している方からreal localが好きで参加したという方まで、会場いっぱいお集まりいただきました。
「長野の移住起業者に聞く、ローカルで生きるコツ」をトークテーマに、スピーカーはreal local 長野を運営する(株)CREEKSの広瀬毅、東京R不動産ディレクター吉里裕也、そしてゲストには「ヤマとカワ珈琲店」の川下康太さんと「OND WORKSHOP」の木村真也さんをお呼びしました。
お二人とも長野市・善光寺の門前で開いているお店のオーナーということで、起業までの経緯や実際に店を開業してからどうなのか、ざっくばらんにトークスタート。
「せまい中に面白いことをやっている人がぎゅっとしてる」(木村さん)という長野市、善光寺門前界隈。
川下さんは自家焙煎珈琲豆、木村さんはベルトなどのオリジナル革製品を販売しているが、意外にもネット販売はお二人とも、やっていない(木村さん)、ほとんどやっていない(川下さん)とのこと。地方は競合が少ないこと、そして何より友人から始まって友人の友人等、知り合う人達が積極的に購入したり紹介してくれるそう。
周到に準備をして起業した川下さんに対し、オーダー革ベルトというニッチな業態に「何とかなるだろうという根拠のない自信があった」という木村さん。話を聞けば聞くほど対象的なお二人でしたが、共通するのは「こういう風に暮らしたい」というライフスタイルが先にあり、仕事をその暮らしに沿わせていくという生き方でした。
「なぜ長野?」という質問への川下さん(関西出身)の答えには、今の地方移住に対する”リアル”が詰まっていました。
「長野はたまたま。他の地域を見なかった、見なくてよかったと思う。他の地域も面白いし、面白いことをやっている人が各地にいる。長野以外を見ていたら、迷って始められなかったと思う。(ここで)やろうと決めたからやった。」
起業のハードルが低く、何かやりたいことを始めやすいのが地方。試しにやってみて修正していく、そういう姿勢で飛び込めば、自然と生業が形成されていく土壌が、日本全国に広まっているのかもしれません。
トーク終了後も参加者さん同士で話が盛り上がり、ワイン片手に個別に交流。移住先としての長野をたっぷり感じていただけたイベントとなりました。