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【長野】外国人忍者が選ぶ、戸隠観光ベスト3 戸隠流忍者・宮下 晃さんに訊きました

日本人にとって長野観光の目的というと、蕎麦/山/寺社仏閣と「あー、やっぱり想像通りねぇ……」となってしまうが、近年白馬や野沢温泉などのスキーエリアが、「JAPOW」というJAPAN+POWDER SNOWという造語でも知られることにより、外国人観光客(インバウンド)にも人気が高まっている。

特にウインターシーズンのスキー客は長期滞在することが多く、ゲレンデ以外の観光地にも足を伸ばす傾向にある。「地獄谷温泉の猿を見学するツアー」なんていうのも組まれていたり(猿が温泉に入っているだけなのだが)、日本人観光客とは少し違った視点での<長野観光>を楽しんでいる模様。

real local長野で、夏の観光案内で「戸隠」をやろうと決めたところ、MTGで挙がったのが「300人近い外国人忍者と交流がある、戸隠流忍者がいるらしい」という情報。このひとならちょっと面白い話が聞けるかも!!!

戸隠流忍者に圧倒!稽古場を見学。

その忍者というのは、NPO法人こども忍者スクールながの忍法武術会理事長の宮下 晃さん。長野市内の稽古場で忍術を教えているが、外国人観光客への忍術体験も行っている。

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海外の戸隠流忍者たちとの交流。年間100名くらいが体験を受けている(写真提供:宮下さん)

「映画などでニンジャを知ったひとが、ほかでは学べないものとして訪ねてきますね」と宮下さん。実は戸隠の忍者文化の継承は長らく途絶えていたが、1980年代に海外でニンジャブームが起こったときに外国人から「戸隠に忍者っているんだろ?」と言われたことを機に、戸隠でも忍者が復活したという。

宮下さんは元々武術を学んでいたが、戸隠の忍法道場「玄神館」の松橋一穂さんに弟子入り。同じく戸隠流忍者であり、「戸隠そば山口屋」の山口輝文さんが戸隠流忍術34代目継承者の初見良昭さんと繋がりがあったため、年に数回は千葉にある初見さんの「武神館」にて稽古をうけている、れっきとした忍者なのだ。

戸隠流忍術の宗家である初見良昭さんは、海外にも数十万の弟子がおり、海外でも多くの人々が学び、発祥の地である戸隠を訪問している。その縁などもあり、英語が堪能な宮下さんは長野に訪問する外国人の弟子たちとも交流を深め、海外などへの講演などを行っている。

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初見良昭さんは戸隠流忍術を軸にした武術家で「武神館」を創設。

 

取材の日はチェコ共和国からジリさんという方が体験をしに訪れていた。宮下さんの稽古場は街中から少し離れたところにあるが、難なく訪ねてくるあたりは旅慣れたインバウンド。「クラヴ・マガ」というイスラエルの武術をやっているそうで、忍術にも関心があったとのこと。長野はオリンピックのアイスホッケーでチェコが優勝したこともあり知っていたそう。

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忍刀で組み合う宮下さんとジリさん。このほかにも手裏剣や鎖鎌なども体験。
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体格で言うとジリさんのほうが一回り大きいが、このあと正座した状態で組み合うと宮下さんに圧倒されていた。「relax, relax…」と肩に力が入るジリさんに英語で稽古をつける。

 

外国人忍者が選ぶ、戸隠ベスト3

実は戸隠はスキー場あり、キャンプ場あり、修験道の山あり、神社あり、竹細工あり……とバラエティも豊富。それゆえ、訪ねるにしてもどこを選んでいいのか日本人でも難しいところ。宮下さんの元を訪れた外国人忍者のみなさんが、「訪ねてよかった」というスポットを教えてもらった。

【鏡池】
「アメリカ西海岸など四季の変化が少ないところから来たひとに人気です」。春夏秋で異なる表情を見せる戸隠連峰の風景が、池に映し出されることに感動するという。

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【戸隠神社奥社】
「(日本人よりも)外国人は信仰というものに対して深い思いを持つひとが多い。パワーを感じるのかもしれません」。創建2000年余りの歴史を持ち、修験道の道場としても知られていた戸隠神社。特に天然記念物でもあり樹齢400年を超える杉並木の静寂で厳かな雰囲気だ。約2kmの参道をゆっくり歩きたい。

電話:026-254-2001
URL:http://www.togakushi-jinja.jp/

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【戸隠流忍法史料館、忍者からくり屋敷】
「ここは初見先生の道具が展示されているので、それを観に行きますね」。約500点もの忍者道具も圧巻だが、からくり屋敷のアミューズメント性もあり、忍者気分も味わえる。

住所:長野県長野市戸隠3688-12
電話:026-254-2395
営業時間:9:00~17:00(最終入館16:30)、開館期間中は無休
料金:大人600円、子ども400円
URL:https://www.togakushi-ninja.com/

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【戸隠エリアへのアクセス】
JR長野駅からバスで1時間。車の場合、長野IC→国道18号→長野市街地→浅川ループライン経由バードライン。
URL:戸隠観光協会 http://www.togakushi-21.jp/

外国人はなぜニンジャに惹かれるのか?

もちろんアクション映画の影響はあるが、「忍術というのは、世界中どこにでもあるものではないんです」と宮下さん。あらゆる武術は<技を極める>ことが最終目標であるが、忍術は学びの守備範囲がやたらと広い。それは自分のためではなく、<仕えている他者のために動く>という点で決定的に異なるからだ。

「(暗殺にしろ諜報にしろ)結果を設定してから行動を考えるのが忍術。だからひとと比べたり争わなくなるんですよ」。武士道のようにルールがあるわけではなく、結果にたどり着くために無限の可能性を学び、それを実践する。「究極に言うと、無限にひとに与え続けられるという点で幸せの追求ですよね」

インバウンドの面白話を訊こうと思って稽古場を訪ねたが、思いがけず深い話に。

弟子の8割近くが外国人、世界中に数十万人いると言われる戸隠流の流れをくむニンジャたち。長野の一観光地として見ていた戸隠も、<ニンジャ>という目で見てみると、また違う気づきを与えてくれる場所かもしれない。

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忍者道具の王道・手裏剣。宮下さんの忍者道具はスーツケースにしまわれているあたりが、現代の忍者らしい!

 

【宮下さんの活動】
NPO法人こども忍者スクールながの忍法武術会
住所:長野市箱清水3-24-19
https://www.facebook.com/Togakure.NINJA/

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