real local 湘南稲村ケ崎に移住。海から15分。森の入り口にあるギャラリー&喫茶スペースを運営 - reallocal|移住やローカルまちづくりに興味がある人のためのサイト【インタビュー】

稲村ケ崎に移住。海から15分。森の入り口にあるギャラリー&喫茶スペースを運営

INAMORI 百瀬晶子さん

2017.09.28

 稲村ケ崎R不動産のお客さんでもあるギャラリー&喫茶スペース「INAMORI」を運営する百瀬晶子さん。湘南の海が望める小高い丘の上に位置しつつ鎌倉の森への入り口でもある土地を気に入って2016年の冬に移住してきた。

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4歳のお子さんを見守りつつインタビューに応じてくれた百瀬さん。

百瀬さんは現在4歳と2歳のお子さんの子育てをしながら住宅の一部をギャラリーと喫茶スペースとして開放、お店も行っている。

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元々は打ち放しコンクリートのガレージだったところをギャラリーにしている。
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外からの光と景色により明るい室内となっている食堂。

もともとは都内で教育関係の出版物を編集する仕事をしていた百瀬さん夫妻。

奥さんはいつかお店を持ちたいと考えており、退職をすると決意した頃から物件を探していたそうだ。

「最初は、暮らしていた東京の千駄木でお店ができないかと考えて探していました。空き家が多くそういうところを安く借りてリノベーションした小さなお店がどんどんでき始めて盛り上がってきた頃でもありました。

自分もそのようにできたらいいと思いましたが、人気が出てきたため逆に賃料が高くなってきたんです。また、東日本大震災がありましたので東京に住み続けるのに不安も感じ始めました。

思い切って、東京以外の場所で環境の良いところを探して家を建てることに決めました」

 

―どうしてこの地域を選んだんですか?

「実家が茅ヶ崎で高校が鎌倉でした。そういうことで江ノ電沿いに馴染みがあり落ち着いていていいかなと思い、稲村ヶ崎R不動産に相談したんです」

森に分け入る遊歩道が近くにありつつ海からも割と近いのでお店をするのにいいということで今の土地に決めたそうだ。この場所でお店をしてみたい。

旦那さんは今も教育関係の出版の仕事を続けており、都内の職場に片道2時間程度かけて通勤しているそうだ。

でも、「仕事優先で会社に近いところを選ぶよりも、この環境が得られる生活を重視したかったんです」。

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もとはガレージで無機質な空間だったものを生かしてギャラリー空間となっている。

―どうしてギャラリーを開こうと?

「周りにものづくりをしている人が多く、そういう人たちから作品を展示する場所を必要としている声をよく聞いていたので、自分がそういう場所をつくれたらいいなと思っていたのです」

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コーヒー豆は稲村ガ崎にあるツバメコーヒー焙煎所のものを使用している。

―子育てしながらギャラリーを運営して、さらにカフェまで開こうとしたのは?

「ギャラリーで作品を観た後、きっとゆっくりお茶したいよねっていう話になって(笑)。飲み物や食べ物を出せる場所があるといいなと思いつくりました。私の両親が山梨で畑をやっていて、新鮮な野菜が豊富に手に入るのと叔父が新潟で米を作っているのでそれらを使って作った料理でいい気分になってくれたらいいかなと」

更にこの家を囲む小さな畑でもトマト、キュウリ、ナスなどを育てており、それらもカフェのメニューに使われているそうだ。

「そのうち、お客さん自身で野菜を採ってきて自分で料理に添えるのもできたらいいかなと(笑)」

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その季節に採れる野菜を使ったランチメニューとなっている。右下写真は自宅庭の畑。

―こちらに引っ越して感じたことは?

「東京にいた時はすぐそばで何でも買えた分、出かけることが多かった。けれども、それがないので自宅や近所で過ごす時間が増えました。比べれば不便だけど時間の使い方に余裕ができて良かったかなと。買い物も必要最低限で食材にお金もあんまり使わなくなりました(笑)」

 

―子育ての場所としてはいかがですか?

「元からこちらに知り合いがいて移住前から相談していました。子育ての環境は問題なくいいよ、子どもは楽しいんじゃない?と言われて大丈夫だと感じていましたし、

実際、子どもの遊び場所は以前と比べて増えましたね。この夏も裏山や海、プールで遊ぶことが多かったです」

―今後、この場所で行っていきたいことなどありますか?

「裏山から拾ってきたものを材料にして、クラフトのワークショップを開けないかと思っています。また、外の空間で映画上映会を開催し、子どもは外で映画を楽しみ大人は中で食べたり、飲んだりを楽しむなんてこともできないかと。ここに来れば何か楽しめることがいつもあるというような場となれたらうれしいです。

高齢化が進む中、この周りで空き家の数が増えていくことを心配しています。そのためにも、世代間の隔たり無くつながっていくことが大事だと思います。また、子どもたちが大人になったときにこのまちに戻ってきて何かを始めたいと思えるような地域になるといいなと思っています」

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手前は広場兼駐車場となっている。建物記事はこちら
屋号

INAMORI

URL

HP

 http://inamura-inamori.com/

Instagram

 https://www.instagram.com/inamura.inamori/

Facebook

 https://www.facebook.com/inamuranomori/

住所

神奈川県 鎌倉市稲村ヶ崎5-39-20

備考

営業日:木・金

営業時間:11:00 17:00

駐車場:あり(2台)

備考:クレジットカード 利用不可、

    喫煙席 喫煙席なし

    平均予算500円から2000

    座席数15

設備・サービス お子さま連れOK ペットOK Wi-Fi

予約 可 10名から 貸切可(貸切時はランチ特別メニュー有)

お問い合わせ:http://inamura-inamori.com/contact

ドリンク

稲村ガ崎ツバメコーヒー hot or ice

ドリップ(ブラック)¥500

カフェラテ ¥550

甲州機山(KIZAN)ワイン(白) ¥500

ビール ¥500

有機リンゴ酢ジュース ¥450

桃とプラムのフローズンシェイク ¥550   

フード

焼き味噌おむすび 季節のお惣菜プレート ¥1,050

  味噌ハヤシライス ¥950

デザート

 有機全粒粉のフルーツパウンド ¥350

ベイクドチーズケーキ ¥400

 

  ※メニューは週替わりです。

 

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