【和歌山】海沿いのアート駅舎を巡る「紀の国トレイナート」 10/1-29 JRきのくに線にて開催
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近年全国的に広がっている「トリエンナーレ」や「ビエンナーレ」などの芸術祭。地域資源と現代アートを掛け合わせて、土地の魅力に触れるきかっけを生むアートプロジェクトである。
そんななか、和歌山県で独自のアートプロジェクトが2014年から毎年開催されているのをご存知だろうか。紀伊半島の海沿いを走る、146.1kmに及ぶJRきのくに線が舞台となる「紀の国トレイナート(TrainART)」。今年は10月1日(日)から29日(日)まで開催される。
紀の国トレイナート2017
列車や駅舎の空間をふんだんに活用した1カ月間のプロジェクト。アート体験を通じて、子どもも大人も“新しいきもち”を得られるようにと、今年のテーマを「子どものきもちに還る日」と掲げ、様々な企画を実施している。
保育園と共同して“動く遊び場”となった車両や、子どもがデザインしたラッピング電車、34名のアーティストによる30駅の駅舎アートなど、子どもたちが楽しめる企画から、JAZZ列車やDJトレイン、地元の人気店によるビールや特製駅弁などの車内移動販売といった大人もうれしい企画まで盛りだくさん。
さらに普段なら怒られてしまう「列車の窓に絵を描こう!」という企画や、列車からハシゴで線路に降りて鉄道の歴史や文化を学ぶ「鉄學列車」といった連携企画も。公共の電車でこんなに遊んでいいの!? と誰もが驚くほど、充実のコンテンツだ。
紀伊半島の海沿いから世界へ
現在、このプロジェクトは、12以上の市町村が制作をサポートし、地域の人々と世界各地のアーティストが協力、土地の味わいを映し出すような作品をJRきのくに線上に年々つくり続けている。
実行委員長の廣本直子さんは、和歌山県の田辺市出身。フランスで絵描き生活を送ったのち地元に戻り、古民家のアトリエを拠点に活動を展開。「紀の国トレイナート」では自身もひとりのアーティストとして、紀伊浦神駅の駅舎に作品を仕上げている。
トレインとアートが地域の人々の交流を深め、いつかは世界の人々をも惹きつける存在へと進化していく。それが廣本さんたち実行委員会が描くプロジェクトのゴールだ。
※写真・画像提供:紀の国トレイナート実行委員会
※パンフレットのダンロードはこちら
日時 | 2017年10月1日(日)〜10月29日(日)
※デザイン列車や駅舎アートは期間中いつでも鑑賞可
・1 日(日)開幕セレモニー @積木の茶室 アート餅まき |
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会場 | 和歌山県 JRきのくに線 御坊駅〜新宮駅 間 |
料金 | 電車の乗車料金に準ずる |
公共交通 | 関西空港からリムジンバスで約40分→JR和歌山駅 |
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主催 | 紀の国トレイナート実行委員会 |