【長浜】魯山人が手がけた離れ座敷ほか

2019.01.20

旅で、出張で、長浜に来た折にどこを見たら良いのか？　real local長浜チームがオススメを選んでみました！

■北国街道安藤家

狙うは特別公開シーズン。魯山人が手がけた離れ座敷「小蘭亭」、ぜひ！
今年の公開日は
2019年4月7日（日）〜2019年5月19日（日）

あの北大路魯山人が大正時代、長浜に逗留していたことをご存じだろうか。有力者宅を点々としながら創作に専念し、世に出る足掛かりを築いた。逗留先のひとつがこの安藤家。離れ座敷の小蘭亭（しょうらんてい）は襖や天井絵、引き戸などを魯山人が手がけ、その色使い、デザインにただただ圧倒される傑作の空間。

当時中国の書画などに影響を受けていた魯山人の作風がダイレクトに伝わる。小蘭亭の公開時期は春・秋のみの公開。事前に確認を。（写真提供／長浜まちづくり会社）

明治末期から大正にかけて建てられた安藤家。「長浜十人衆」として城下町の発展に貢献し、明治以降は呉服問屋として事業を拡大。家の歴史が長浜発展の歴史と重なる。※安藤家は常時公開されています。（写真提供／長浜まちづくり会社）

JR長浜駅徒歩3分
滋賀県長浜市元浜町8番24号
電話　0749-65-3935（長浜まちづくり株式会社）
開館時間　10:00～17:00
年中無休（年末年始は不定休）
入館料　大人400円、中高大生300円（小蘭亭公開時は各100円UP）、小学生以下無料
http://www.nagamachi.co.jp/house-ando/

■長浜旧開知学校

洋風建築が伝えるまちの気風

明治7年に建築された滋賀県最初の小学校の学舎。当時の長浜町民が私財を投じてつくったと言われており「自分たちのまちは自分たちでつくる」というこの町の気風を伝えている。現在１階はバーとして利用されているのでぜひ中に入ってみてください。

木造3階建て。最上部は八角形の櫓になっている。向かいにある建物は「長浜タワー」（通称！）（写真/川瀬智久）

JR長浜駅徒歩3分
問い合わせは長浜観光協会
滋賀県長浜市八幡東町632
TEL.0749-65-6521
http://kitabiwako.jp/

■黒壁スクエア

いち早い地域再生で全国から注目、現在も観光の中心

ガラスをテーマにしたギャラリーやショップ、ワークショップルームの他、飲食店、雑貨店などが集まる約1.5km四方のエリアの総称で、明治時代に建てられた銀行や、古民家・蔵などを改修して再生。「1時間に人が4人、犬が1匹」しか通らないと揶揄された商店街を、住民主導で滋賀県一の観光地へとよみがえらせ全国から注目を浴びた。あれから30年、今も長浜観光の中心であり続けている。