なんでもありの自由空間
エンゲル~カフェ&フリースペース~
北九州・西小倉の元鉄工所を改装した、「部室のように軽く友達と集まれる場所」です。
ファミコン、漫画、ボードゲーム、etc・・・
エンゲルのドアを開くと、まるで友達の家に遊びに来たみたいにくつろげる空間が広がっています。
北九州の中心地、JR小倉駅から一駅の西小倉エリアにある『エンゲル』は、元鉄工所だったという建物を改装したカフェ&フリースペースです。
店主の寺本さんが大学時代に入っていた軽音サークル『エンゲル楽団』から名前をもらい、「部室のように軽く友達と集まれる場所」をテーマに2013年9月にオープンしてから3年。
サークルの部室にあったファミコンや趣味で集めた漫画、だれかが持ってきた卓球台などがいつの間にか集まって、ユニークな空間が出来上がりました。
夜仕事終わりに来て世間話をして帰っていく人、ひとしきり漫画を読んで帰る人。
そんなふうに一人客も多いエンゲルでは、いつの間にかお客さん同士友達になっていたりする事も多いとか。
「音楽や演劇などをする人たちに、気軽に場所を提供したい」という寺本さん。
ここでは盛んにライブや演劇、写真展などのイベントが行われています。
料理メニューもしっかり充実しています。
人気は『伝説のまぜポークごはん』、自家製の『手作りソーセージ』。
そしておすすめは、エンゲル発祥『クリームシチューそうめん』。
ツイッターでのやりとりから浮上した、知人の実家での定番メニューを再現したのだそうです。
はじめて聞いたとき、なにそれ!?と思ったのですが、食べてみると意外。
クリームシチューがそうめんによく絡んで、クセになる美味しさです。
去年夏の間、行われていた流しそうめん。竹で組まれた装置はピタゴラスイッチばり。
今年の夏はさらにグレードアップさせるそうです。
現在は夕方からの営業ですが、4月からランチ営業もスタートする予定。
寺本さんに、今後の目標は?と尋ねると、「最終的には24時間営業を目指しています。」と答えてくれました。
ホントかウソか分からないような事を、本気でやってしまう彼のよくわからない情熱と、ゆるっとしたつかみどころのないキャラクターに引き寄せられた人たちが、今夜もエンゲルに集っていることでしょう。
“24時間いつでも行ける友達の家”そのうち実現してほしいです。
孤独な私たち現代人の強い味方ですね。