【エリアガイド】旦過エリア
戦前の街並みが色濃く残るエリア
引っ越しや旅の参考にして下さい。「どんな街?何がある?」をコンパクトに紹介するシリーズ。こちらは北九州市の旦過(たんが)エリアです。
北九州市の小倉駅周辺の中から、さらに絞った「旦過エリア」にある私的なオススメ店・拠点のご紹介です。(※小倉駅周辺エリアの全体マップはこちらへ)
旦過の地名を聞いてまず思うことは…..
「何て読むの….??」
皆さん、そんな風に思わなかったでしょうか。『たんが』という珍しい地名ですが、由来は2つ。
1632年、小笠原忠真公が小倉に移った時、門前に旅の僧が資質を試す場所として宿泊所を造り、この宿泊所の名を旦過寮と呼んだ事が一つ目の由来です。
もう一つの由来は、宿泊した旅の僧達が旦(あした/朝早く)に旅立ったことから、旦過という地名が名付けられたとされています。
※旦過市場ページから一部抜粋
そして、もう1つ…旦過を訪れた人みんなが驚く、川の上に建つ旦過市場。これを見た方は必ず、「これ、大丈夫なんですか?!」と尋ねてきます。笑
この状況になったのは以下の通りです。
昭和に入り、旦過の市場は卸と小売りの両方の機能をもった市場として成長した。しかし、この頃から小倉湾の潮が徐々に退き始め、神獄川(かんたけがわ)の水深がかなり浅くなって漁船も船底がつかえるようになってきたため、昭和12~13年(1937~1938年)頃、旦過の主な卸売りは当時の魚町四丁目にあった魚市場の方に移されていった。 その後も魚青果を主体とした最寄り品の小売り市場は拡大し、ついに神獄川の河川上にせりだす形で木造の小売店鋪が建てられるまでになったのである。
※旦過市場ページから一部抜粋
当時から卸し・小売り市場としてたいへん賑わっていたことがうかがえます。戦前の頃から市場として賑わい、現在でも青果店が並んでいることから、『北九州の台所』とも呼ばれています。
当時の街並みが色濃く残るエリアとして、観光や北九州ならではの飲食が楽しめる、北九州に来たら訪れて欲しい場所の1つです。
旦過エリアのおすすめスポット
<カルチャー&拠点>
旦過エリアでは、建物の歴史を活かした、カルチャー色の強い物件も点在しています。多種多様な物件があり、色々な楽しみ方ができます。
■タンガテーブル(ホステル&レストラン)
北九州市小倉北区馬借1-5-25 4F
リノベーションスクールから生まれた、ホステルとレストランを併設した宿泊施設。1泊2800円〜宿泊することができます。シモンズのベットを使ってるので寝心地は抜群!レストランは波佐見焼の皿を飾った壁や額縁を使った装飾で、素敵な空間となっています。
リノベーションまちづくりの物件視察ツアーも行っています。(詳細は北九州家守舎のサイトへ)
■スタヂオタンガ(クリエイティブスペース・多目的スペース)
北九州小倉北区魚町4-2-19
築80年を超える空き店舗を改装してオープン。昭和の香りを残す旦過の文化の継承と発信、新たな価値の創出を目指して、アーティストやデザイナーといったクリエイターらとともに「旦過のPR」や「アートプロジェクト」や「プロダクトデザイン」等を行っている。
■小倉昭和館(映画館)
北九州市 小倉北区魚町4-2-9
昭和14年にオープンし洋画や邦画、ヨーロッパ、アジアのミニシアター系作品や往年の名画を2本立てで上映しています。映画の公開に合わせ、著名人によるトークイベントも開催している。
■大學堂(文化発信)
北九州市 小倉北区魚町4-4-20旦過市場内/10:00〜17:00/定休:木曜・日曜
街の縁台として学生たちを中心に演劇・音楽・絵画などさまざまな文化を発信しています。名物『大學丼』は、どんぶりに入った白ご飯を購入し、好きなトッピングを市場内で注文できるサービスです。ぬか炊きや唐揚げ、刺し身など旦過市場の美味しさを詰め込んだ丼が楽しめます。
<食事>
北九州といえばリーズナブルで美味しい食べ物が揃っています。ここでは、昔懐かしい人情味あふれるお店を中心に紹介しています。
■満天寿司(寿司)
北九州市小倉北区魚町4-4-9/11:00~20:00/定休:水曜
歩道に面していて、店内もよく見えるため、安心してフラッと立ち寄ることができ良心的な寿司屋さん。春から秋にかけては、店先のテーブルでも食べることもできます。
■旦過うどん(うどん・ちゃんぽん)
北九州市小倉北区魚町4-1-36/11:30〜18:30/定休:日曜・祝日
店名にうどんと入ってますが、実はちゃんぽんがオススメ。著名人も訪れる隠れたファンが多いお店です。
■ラムちゃん(ジンギスカン)
北九州市小倉北区魚町4-4-4/18:00〜23:00/定休:日曜
北九州で、ジンギスカン?!と思われるかもしれませんが、注文後に切り出される、新鮮で臭みがないラム肉をぜひご賞味ください。
■百年床・宇佐美商店(ぬかみそ炊き・ぬか漬け)
北九州市小倉北区魚町4-1-30/10:00〜18:00/定休:日曜・祝日
北九州内でも主に小倉で昔から食されてきた郷土料理。青魚を調味料でじっくり煮込んだあと、最後の味付けと青魚の臭み消しとして、漬物を漬けたぬか床を加え、さらに炊き上げます。旅のお土産にぜひ買ってみてはいかがでしょう。大學丼でその場で食べることもできます。
■小倉かまぼこ(かまぼこ)
本店・工場:北九州市小倉北区紺屋町2-20/9:30〜18:00/定休:日曜・祝日
旦過店:北九州市小倉北区魚町4-2-19/9:30〜18:00/定休:日曜・祝日
まもなく創業100年となる、老舗のかまぼこ屋。小倉市民に大人気の『カナッペ』は、旦過市場名物にもなっています。魚のすり身に薄いパンで巻いて揚げたもの。オススメです!
■藍昊堂(あおぞらどう)(チーズ饅頭・スコーンなど)
北九州市小倉北区魚町4-2-23/月〜土10:00〜18:11、日祝11:00〜17:11/定休:水曜、最終週の水・木曜
藍昊堂で一番人気といえば、『チーズ饅頭』。まあるいスコーン生地の中にクリームチーズがぎっしり。
■もりしたフルーツ(パフェ・ジュース)
北九州市小倉北区魚町4-2-1/日~木10:00~24:00ごろ、金~土10:00~翌2:00ごろ/不定休
小倉で飲んで〆に甘いものが食べたくなったら、間違いなくココです。あまおうパフェは、こぼれ落ちそうなほどいちごが乗ってます!
■カクテルバーしろ(バー)
北九州市小倉北区魚町4-2-3/18:30~23:30(お客さん次第で延長有り)/定休:日曜、祝日
果物を選ぶとその果物を使ったカクテルを作ってくれる老舗バー。
■モスバーガー魚町南店(ハンバーガー)
北九州市小倉北区馬借1-6-10/7:00〜11:00
チェーン店ですが、ここの店舗は他と違って古い家屋を改装した珍しい店舗です。関係者の方が古民家好きで、このような形で店舗をだしているんだとか。
※旦過エリアの飲食店はこちらでも紹介しています※
⇒僕が案内した小倉のお店たち〜後輩が遊びに来たときのはしご酒編〜
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