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福岡7年目、masuoさんの場合 後編

福岡に住んで〇年目、福岡生活のリアルvol.3

2018.04.25

福岡に住み始めた後の、リアルな生活を聞いちゃうシリーズ。

東京から福岡へ移住し、福岡市西区能古島と福岡都心の二拠点生活を送る増尾さん。後編では、能古島の暮らしのこと、Desiderataのことも含めて伺います。

前編はこちら:福岡7年目、増尾さんの場合 前編

福岡7年目、masuoさんの場合 後編
増尾さん家族が住む、博多湾に浮かぶ周囲約12kmの小さな島「能古島」から見た福岡市内。

ー能古島に住むことを決められたきっかけは、なんだったのでしょうか?

能古島の小学校です。
移住してしばらくは福岡市中央区のマンションに住んでいたんですが、上の子が小学校にあがるタイミングで、引っ越しも含めて通う小学校のことを考えていて。
せっかく福岡に暮らしているので、ならではと思えるものを探していたんです。

能古小学校の規模と環境が良さそうだなと思って見学に行ってみたら、子ども達がのびのびとしていて、とても良くて。それで能古小学校へ通わせようと決めました。

福岡7年目、masuoさんの場合 後編
能古島の家の庭先から見える海。

家はすぐには見つからず、最初は「海っこスクール(※)」という制度を利用して、福岡市中央区のマンションから通学していました。通学を始めて少し経った頃に見つかって、すぐに引越しを決めました。なので、うちの息子は最初の1ヶ月は海っこでしたよ。

※海っこスクール・・小規模校特別転入学制度。自然環境を生かした小規模校での教育を希望する人に、特別に通学が認められる制度。

ー能古島に住んで、ご家族の様子はいかがですか?

のびのびと暮らしています。子どもは釣りをしたり島ならではの暮らしを楽しんでいますね。福岡の中心部へもアクセスがいいのでたまに出てきたりして。先日は六本松に新しくできた福岡市科学館に行っていました。

能古島には商店はありますがスーパーはなく、色々不便もありますがうまくやってます。

福岡7年目、masuoさんの場合 後編
荒天の後は大量のごみが漂着するそう。定期的にゴミ拾いをしています。

ーご家族が島を出られる時は、船に車を積んで移動されるのですか?

いえ、能古島・姪浜間の船に車を乗せるのは一回2,000円かかってしまうため、ほとんど島から車を出すことはないですね。

福岡市側の姪浜の渡船場に自転車を1台置いていて、島からこちらへ渡ってきたら、自転車で移動できるところは自転車でその他はバスや地下鉄で移動しています。

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能古島の地域行事に参加する増尾さん。

ー東京での仕事と福岡での仕事。変わったことはありますか?

パーティを作ったりは同じですが、Desiderataという拠点を作ったのは僕としても初の試みです。お店を持つことでできた、新しい出会いは本当にたくさんありますね。

ーDesiderataはどんな場所になってほしいですか?

僕らも歳を取るのに合わせて、年齢とともに長く聴ける音楽、聴き疲れない音楽や聴き方は変わっていくと思います。年齢や仕事を問わず音楽を楽しんでもらえる、誰かのサードプレイスになっていきたいですね。

ー福岡の人と音楽の関わりについてどう思いますか?

福岡の人は音楽とファッションの距離を近いと思っている人がけっこう多い気がしていて。ファッション的に音楽を楽しんでいる人も少なくないと思うので、それが逆に音楽に近づくためのハードルになっていないか気になることはあります。

音楽は、オシャレしてなくてもたくさん聴いていいものだし、ファッションとは関係なくても聴いてほしい。Desiderataでは、音楽を聴くためのハードルを下げてコミュニティが広がっていって欲しいと思います。

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Desiderataのオープンに向け、ロンドンを視察に訪れた際。

ーぶっちゃけ移住後の生活ってどうですか?

まだ色々とトライ中です。新しい生活を作っているので、日々奮闘してます。

大変ですが、新しい人と出会ってコミュニティを作れるのはとても幸せなことです。それが自分を作っていくと思うので。

ー移住先に福岡を選ぶか悩んでいる人に一言お願いします。

人口が増え、数字が表している通り住みやすい街です。生活は成立しやすい場所だと思います。仕事もあるし。景気もいいし。住むところにこだわらない仕事の人の方がアドバンテージは高いかもしれませんね。

商売に関しては、東京の10分の1と言われているので、これからビジネスチャンスやポテンシャルも高いところだとも思います。

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増尾則秀(ますお・のりひで)
ロックに心酔した十代の最後、90年代初頭の東京のクラブカルチャーに衝撃を受け、ナイトクラブに活動の場をシフト。歌舞伎町を中心に大小幾多のDJ/パーティーを経て、1998年にDJ Nori、Fukuba、長谷川賢司、Alex from Tokyo等と共に「Sunday Afternoon Session “Gallery”」を立ち上げる。2008年には渋谷Lighthouse Recordsを創業。オーナーとしてレコード文化の存続に情熱を傾ける。2011年に福岡に拠点を移し、数々の世界的DJのツアーサポート等を行う。2016年からは、世界中で催されているリスニング・セッション「Classic Album Sundays」の福岡での定期開催をし、話題に。2017年、福岡市中央区に音楽カルチャースポット「Desiderata」をオープン。

屋号

Desiderata デシデラータ

URL

http://desiderata.jp/

https://www.facebook.com/desiderata.jp/

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