ぬくもりを感じるフォトスタジオ
photo pascal
小倉北区吉野町周辺に、リノベーション物件が増えつつあります。
小倉北区吉野町周辺には、以前紹介した黄金市場やうどん家久兵衛、そしてTOTOミュージアムなど、魅力的なコンテンツが点在していますが、ここ数年では、comichiかわらぐちやcoclassをはじめとしたリノベーション物件が増えつつあります。そんな場所に古民家をリノベーションしたフォトスタジオ「photo pascal」があります。
「スタジオというよりは、『アトリエ』のような感じです」と語るカメラマンの藤本芳雅さん。
藤本さんは山口県周南市出身で、北九州市内の大学に進学し建築を学びました。
学生時代には、海外で1ヶ月間過ごした経験があり、その時に母親のフィルムカメラで撮影した写真の出来映えが良かったことがきっかけで、写真の道に進むことを決めたそうです。
その後、写真を学ぶために足を運んでいたフォトスタジオのスタッフとして経験を積み、2015年12月末にフォトスタジオを退職後、フリーカメラマンとして企業の広告写真やブライダル写真の仕事を手がけるなど、幅広く活躍されていました。
そして、アシスタントでもある藤本さんのパートナーが見つけたDIY可能なこの物件を拠点とすることに決め、自らリノベーションし、2016年5月にスタジオをオープンすることになったそうです。
リノベーション前のこの建物を見たことがあるのですが、誰にも使われずに眠っていた建物が、藤本さんの手によって生まれ変わり、ファミリーやカップルがここを訪れ素敵な写真を撮ってもらうんだなぁと思うと、なんだか嬉しくなりました。
最後に、県外ご出身である藤本さんに北九州の印象をお聞きすると、
「都会過ぎず、田舎過ぎず、交通も便利です。食べ物もおいしい。
仕事もしやすいです。」
北九州をたくさん褒めていただきました。
住宅街の路地をちょっと入った場所にあるフォトスタジオ。
藤本さんの人柄がそのまま建物になったようなあたたかい空間です。