市場のある暮らし
若松 共栄市場編
2017.02.20
北九州の北西部、「若松」駅そば。昔ながらの味わい深い市場。
北九州市の北西部に位置する若松は、かつては石炭の積み出し港として発展した町です。
現在でも大正初期に建てられた上野ビルや石炭会館などが残っているので、かつての繁栄の面影を残す観光地となっています。
若松と戸畑を結ぶ、若戸大橋のたもとには昔ながらの市場が並んでいます。
その中の1つ、共栄市場にある喜田商店はお昼時になると、たくさんのお客さんが訪れます。
皆さんのお目当ては好きなおかずを選ぶ事ができるお弁当。
400円と500円の器の大きさが違う2種類のお弁当があり、まずはメインを煮魚と肉から選びます。
メインを選ぶと、あとは店員さんがバットに美味しそうに並べられたおかずを、お弁当箱に次々と詰めていってくれます。
その量は驚く程!
唐揚げやポテトサラダなど、お腹にたまりそうな物から、身体が喜びそうなカボチャの煮物、きんぴらレンコン、肉じゃがなど、たくさんのおかずが綺麗にお弁当箱の中に収まっていきます。
蓋を開けて、改めておかずの量に驚き、完食できるのか一瞬、不安がよぎりましたが、煮物のほっとする味や、ご飯に合う唐揚げに箸が進み、完食!
この日は夕方まで間食も要らないほど、お腹が満たされました。
海岸沿いで航行する船を見ながら、ゆっくり美味しいお弁当を味わえる場所がある豊かな暮らしは、いかがですか?