【篠山】古民家を拠点に、歴史エリアの開発を担ってみませんか?
ノオトが福崎町でエリア開発マネージャーを募集!
※終了しました。
兵庫県福崎町で、江戸中期に建てられた県指定文化財「三木家住宅」を核としたまちづくりプロジェクトが動き出そうとしている。プロジェクトの舞台となるのは、福崎町の歴史的なエリアである辻川地区。
柳田國男の生家など、地域史を語る遺構が多く残っている。
地区内には日本初の高速産業道路「銀の馬車道」が貫いていて、
今回募集しているエリア開発マネージャーの活動拠点となる物件は、その沿道に位置する「竹村家」。
かつて店舗として使われていた木造の戸建てで、昭和の趣をうまく残してリノベーションしている。
そして、福崎町が所有する「三木家住宅」は、「銀の馬車道」を挟んだ斜め向かいにある。主屋などの修復工事は完了し、次は、離れや土蔵の活用が検討されている。
加えて、町では、大正レトロな「旧辻川郵便局舎」を移築再生する計画を進めている。
近接して、地元特産のもち麦を使った加工品を販売する「もちむぎのやかた」があり、もち麦人気から多くの人でにぎわっている。
地区にはこのほか古民家などの空き家も多く、歴史的な資産を活用したエリア開発が期待されている。
竹村家の改修を手掛けたのは、全国各地で古民家の活用事業を進める一般社団法人ノオト(兵庫県篠山市)。
この辻川地区のエリア開発の「要」となる物件であることから、所有者から一定期間借り受けて改修した。エリア開発のための事務所として使用するほか、コーワキングスペース、カフェや物販など、「交流」をキーワードに自由にデザイン可能。
これでないといけない、という決まった形はなく、馬車道を行き交う人が利用できるスペースを持たせる形でいろいろなアイデアで使ってもらうことができる。
福崎町は、この辻川地区でエリア開発を進める方針で、ノオトはそのプランニングを手掛けている。三木家住宅の離れや土蔵をはじめ、旧辻川郵便局舎などを活用する取り組みが予定されているため、今回は、竹村家に拠点を構え、これらの業務を担うエリアマネージャーを募集している。
(業務内容については別途、ノオトの面談があります)
福崎町は、民俗学の祖である柳田國男の生誕の地。
柳田は11歳の頃、「三木家」に1年間預けられ、歴代の当主が集めた大量の蔵書を読みふけったことが後年、日本民俗学を生む礎となったのだという。
また三木家や竹村家の正面を走る「銀の馬車道」は、1876(明治9)年にできた日本初の高速産業道路で、生野銀山(朝来市生野町)で採掘した銀などが、姫路港(当時の飾磨津)に運ばれていた。
かつて人やもの、文化が行き交った辻川地区。
この地名が表すように、ここは、東西の主要道路と、南北に走る銀の馬車道が交わる「辻」に開けた街というルーツがある。
そして、ここには今も歴史物語を体感させてくれる文化財が残り、当時の活気や風情を現在に伝えてくれている。
私たちノオトは、竹村家に入居される方と連携・連動しながら、辻川ならではの魅力を生かしたまちづくりを進めて行きたいと考えています。
今、全国では歴史的な建築物をホテルやレストラン、店舗や工房などに活用して地域活性化につなげる動きが加速しています。
2017年1月、内閣官房内に「歴史的資源を活用した観光まちづくり連携推進室」と「同専門家会議」が開設され、政府は2020年までに全国200地区でのエリア開発を目指しています。
辻川地区のエリア開発には、専門家会議メンバーの金野幸雄(ノオト代表)と才本謙二(才本建築事務所代表)が関わっています。
関心ある方の応募をお待ちしています。問い合わせ・ご応募はお気軽にどうぞ。
下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。
<拠点物件概要(竹村家)>
名称:タケムラ
住所:兵庫県福崎町西田原1506-1
用途:交流施設(飲食店(厨房完備)・物販・事務所・居住等に利用可能)
構造:木造2階建
延床面積:188㎡
家賃:月12万円
業務委託:面談のうえ決定