ハートにタッチ! local musicians file 001 | とんちピクルス
東京以外を拠点に活動する、全国各地の「リアルなローカル・ミュージシャン」を紹介するシリーズ。
第1弾は、福岡を拠点に全国を飛び回る、とんちピクルスこと松浦浩司さん。
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とんちピクルスさんがどんなミュージシャンなのか、見たことのない人に説明するのはとても難しい。
とにかくまずは、ライブを体感することをおすすめしたい。
ウクレレ、ラップ、ノイズ、ぬいぐるみ。
ダンス、語り、自作トラック。
これらを組み合わせて人生のわび、さびを歌い上げる、
ライブというよりエンターテイメント。
本人も「音楽への興味だけではやっていない」と語る。
ある時はメロウ、ある時はコミカルな曲調に乗せられた奥深い歌詞の数々は、聴く者にさまざまな情景を浮かべさせ、涙を誘う。
かと思えば、強烈な下ネタを、卑猥さを微塵も感じさせず満面の笑みで歌い上げる。
「夢の中でないた」、「最後に動物園に行った」、「濡れマンボ」、「どうだいドラえもん」、「ま○○にタッチ(*)」……
曲名を並べてみると、その振れ幅と詩情が伝わるだろうか。(そして、どれも名曲だ。)
* 編集部により伏字とさせていただきました。
生まれも育ちも福岡のとんちさんは、若い頃からおもちゃのピアノや楽器を使うアーティストが好きだったそう。電子音楽に興味を持ち、10代の頃はシンセサイザーを使ったカセット作りにハマった。
驚いたことに、音楽活動を始めた頃本人は「自分は前に出るタイプではない」と思っていたという。
当時、女性2人とウクレレとギターのトリオを組んでいたが、2人がやめてしまったことで、結果的に1人でウクレレミュージシャンとしてやっていくことになり、とんちピクルスが誕生した。
ノイズミュージシャンとして「屠殺器(とさつき)」という名前で活動を始めたのも同じ頃だという。
とんちさんは、今年で活動20周年を迎えた。
ミュージシャンだけで活動するようになったのはこの10年ほどで、それまでは中洲のポルノ映画館で映画技師としても働きながら音楽を生み出していた。
今後については、「何かをアウトプットするためには、インプットも必要。さらなる表現のために、インプットする機会ももっと増やしたいです。」と語る。
進化するとんちピクルスも、楽しみでならない。
その圧倒的な個性で各地にファンの多いとんちさん。
地元・福岡はもちろん、日本全国を飛び回ってライブ活動を展開している。
おしゃれなカフェも大衆酒場も、クラブも芝生も、森も。
どんな場所も、とんちピクルス・ワールドに染め上げてしまう。
みんなが言いづらいことをズバッと歌ってくれたり、日常の小さなモヤモヤに歌で背中を押してくれたり。
とんちさんの幅広い表現の中には、実はいつも一貫して、人に寄り添う言葉がある。
とんちピクルスのライブは、心のマッサージ。
あなたの街で、福岡で、彼のエンターテイメントに触れ、
まずは一度ほぐされてみてほしい。
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