【篠山】篠山でお店を持ちませんか?
~町屋改修のプロたちがお手伝いします~
兵庫県篠山市にNIPPONIA城下町ホテルがオープンしたのは記憶にあたらしい2015年の秋だった。それから1年半、今、篠山市は古民家活用の最前線の地となった。実は近年新たな変化が始まろうとしている。NIPPONIA城下町ホテルのある、西町という小さな自治区に雑貨屋や飲食店など次々とお洒落な店舗がオープンしているのだ。まさに、まちが変わろうとしている。そのきっかけは?どのように変化してきたのか?
この春に、空き家の持ち主が入居者を募集しはじめた。今回はその持ち主と物件、それを活用するNPO法人を紹介し、まちの変化に迫りたい。
【物件1】
3階建の鉄骨構造の建物。木造の建物が建ち並ぶなか、その存在感は時代の流れを象徴している。以前は洋服店だったその建物は、通称エリーゼとよばれる。
その気品ある名にふさわしく、正面は二階までの吹き抜けにショーウインドを配置したつくりで、当時の活気が思い浮かばれる。
現在は、古民家再生で多くの空き家にエネルギーを吹き込んできた、NPO法人町なみ屋なみ研究所が管理しており、次の活用方法に胸をワクワクさせ、入居者を探している。家賃は5万円程度と格安だ。
事業内容に応じて家賃や改修費用は相談して進め、改修も手伝うことができる。
入居前から地域に入り込んで行けるので、チャレンジショップとしてやってみたい人、初めて店を持とうとしてる人には良いスタートをきれるはずだ。
建物の裏扉から、西町ブリキ製作所と繋がっているのも魅力のひとつだ。製作所と書いているが、主にブリキ雑貨屋お洒落な雑貨ショップだ。鉄人28号もたくさん展示してある。
【物件2】
2階建木造の建物。以前は薬局を営んでいた当物件は、なんと幸運堂という名を持っていた。やはり、物件には記憶のようなものが刻まれていくのだろうか。空き家が増え、元気を失いかけた西町に今また光が当たろうとするとき、再びエネルギーを取り込もうとしている。
この春に持ち主の女性が、地域のために人が行き交う場所として活用したいとNPO法人町なみ屋なみ研究所に相談に訪れた。
1階はカフェや雑貨屋など人の出入りがある店舗を希望、2階はゲストハウスができる部屋が二つある。どちらか一方の活用でもいいが、できれば1階と2階を使って事業をしてくれると嬉しいとのこと。
持ち主の女性はまちに想いを馳せ、でも自分の夢を実現しようとする方に来て欲しいと仰っていた。
まずは、持ち主に会ってみることからはじめてはいかがだろうか。
さて、先ほどから登場するNPO法人町なみ屋なみ研究所についてあまり触れていないので、紹介しよう。
NPO法人町なみ屋なみ研究所は約15年前に発足し、篠山市の古民家を守り再生してきた。
手がける物件は、住宅と店舗が多く、ボランティアの方と若い匠の職人たちで改修再生している。
両物件とも希望すればNPO法人町なみ屋なみ研究所とともに再生に携わることができる。
下記は再生してきた物件である。
上に紹介した二つの物件状況から見ると想像がつかないかもしれないが、崩壊寸前の空き家もBREATH&ROYのようにかわいいお店へと様変わりし、岩茶房丹波ことりのようにあたたかい空間へとかわるのだ。
エリーゼも幸運堂も壁や天井を改修し、それに合った家具を置くと新たな風がふく。
歴史と文化が詰まった建物に、あなたのオリジナルを加え、まちの新たなエネルギー源になりませんか?
移住、改修、費用、店のコンセプトなど、相談しながら進めていくことも可能です。
ご連絡をお待ちしております。
備考 | ●物件情報 <波多野幸運堂> ●アクセス <公共交通機関> |
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