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はじめての「芋煮会」

山形の芋煮インフラと熟練スキルはすごかった

※山形へ移住したライター中島による、山形で体験するはじめての出来事を記録するコラムです。アーカイブはこちらから。

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山形の秋といえば芋煮会。

山形市民になったのだから一度は体験しておきたい!

念願叶って、リアルローカル山形の事務所がある「とんがりビル」の住人さんたちと一緒に「とんがり芋煮会」をすることになりました。

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まずは材料の調達からまいりましょう。

山形市の芋煮会といえば、馬見ヶ崎川。巨大な鍋とショベルカーでつくるあの「日本一の芋煮会フェスティバル」の舞台です。その近くにある、山形県民おなじみのローカルチェーンスーパー〈ヤマザワ〉に立ち寄ったところ…

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その全面的な芋煮会へのアシストぶりがすごかった!

お店の外にはドーンと「いも煮用 鍋・コザ 無料貸し出し」の文字が。薪も売ってます。(秋の山形市ではどこのスーパーへ行っても大なり小なり芋煮をフィーチャーしていて、その芋煮熱風を浴びると「あ、わたしいま山形にいるんだな」と改めて実感したりします)

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お店に入るやいなや、里芋、こんにゃく、長ネギ、うどん、牛肉、きのこなど、芋煮の材料がお出迎え。

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やっぱりしょうゆは「味マルジュウ」。だしが入った山形県民に愛されるおしょうゆ。以前に玉こんをつくったときも使ったし、山形市役所の食堂にもこれが置いてありました。県民的なおしょうゆです。

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カレーも忘れずに(なぜカレー?という人はのちほどのお楽しみに)。

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ヤマザワには予約制の芋煮会セットもありまして、2日前までに予約すれば、当日カウンターで食材を含むフルセットを受けとって、サッと芋煮会が始められるわけです。至れり尽くせりのサービス。

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お鍋とおたまにゴザ、トング、BBQセットを借りまして…

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トランクに詰め込んで、いざ、馬見ヶ崎川へ!

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休日となれば場所取り合戦がおきるほど、たくさんの人で賑わうのが馬見ヶ崎川の秋の風景。この日は平日なのでスペースにゆとりがあって、ご近所では大学生たちが芋煮会をしていました。

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さぁ、火を起こそう。河川敷のいたるところには石を積んだ窯の形跡があって、それを再利用しつつ薪を入れていきます。ヤマザワでカマドを借りることも可能ですが、やっぱりここは昔ながらのスタイルで。

すると、とんがり芋煮会の参加メンバーたちがぞくぞくと集まってきました。

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なかには山形出身者の人もいて心強いな〜と思っていたら、その手際のよさたるや想像以上で。

サッカー経験者がフットサルをすると自然とポジショニングをするように、誰が指示をするでもなく、野菜を切る人、しめじと舞茸をもぐ人、火の番をする人と自然に役割分担がすすみ、芋煮づくりが進行していく…。

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お鍋に水をはって、温まってきたら里芋とこんにゃくをイン。

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続いてネギや牛肉も入れていきます。鮮やかなグリーン。そして、おしょうゆと砂糖はドバドバ〜っと豪快に投入。

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薪をくべながら、グツグツと…。

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日本酒で香りをつけたら芋煮が完成です!

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あまりのスムーズさに感激していたら、「もう何十年やってると思ってるの〜」と笑って言う山形出身の大友さん。

山形では幼少期から学校行事や町内イベントで芋煮会に参加するらしく、もはや地元のみなさんにとっては伝統行事のようなものなのでしょうか。みなさんの熟練スキル、おそれいりました…。

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あ〜これこれ。おしょうゆベースでほんのり甘くて、これぞ山形の味。

ぷりぷりしたこんにゃく、ねっちりした里芋、シャキッとしたネギ、いろんな食感が混ざった楽しい一杯。牛肉の上品なコクがきいたおだしも完璧。

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聞いたところによると、山形各地や仙台では、芋煮の材料や味付けがそれぞれ違うそうです。山形市(村山地方)では、しょうゆベースに牛肉。一方で庄内地方や仙台では味噌ベースに豚肉を入れるそうです。

「なんかすき焼きみたい」「そちらこそただの豚汁じゃないか」という論争が地方間ではお約束と聞いたのですが、真偽のほどはいかに。

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さて、ひとしきり芋煮を味わったらシメの時間がやってきます。

そこで登場するのが先ほどのカレー!うどんとカレーのルーを入れて、なんと「芋煮カレーうどん」にするのです!

野菜と牛肉のダシがきいていて、文句なしにうまい。やられた〜という感じ。発案者の創作アイディアに拍手。

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芋煮後の石窯は暖炉となり、お酒を片手に火を囲んで談笑タイム。これにて、とんがり芋煮会は終了です。

山形の芋煮インフラには驚くばかりだったし、みんなで一緒につくる過程もおもしろかったし、芋煮はあったかくておいしかったし、BBQとは一味違う楽しさでした。

そしてなにより、いつもお世話になっている人や親しい人たちと集まって同じ鍋を囲めたことが嬉しかった。芋煮というギャザリング文化に大感謝です。ごちそうさまでした!

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