1月10日。山形市の初市(はついち)の日。
reallocal山形「はじめての初市」記事はこちら。
2018の初市は、ぼたぼたとした大粒の雪が舞う空の下で、水気を多く含む雪が溶けてびっちゃびちゃになった地面の上で、今年もつつがなくひらかれていました。歩く方も、店を出す方も、なかなかに大変な状況のなかでしたが、それでも、いつもと変わらぬ賑やかな風景がありました。
みんなの足元は長靴。傘をさしたり、帽子をかぶったりしながら、七日町の通りを歩いていきます。

初市の縁起物「だんご木」のお店もあり。
これは「鯉の旨煮」。山形のハレの日のご馳走です。
わかめと昆布を売るおじさんは、初市に店を出して20年だそうです。
威勢のいい餅つきが行われていました。見守っているたくさんの人に、この後、お餅が配られていました。
獅子に頭を噛んでもらいつつ。

山形のTHEおやつ「どんどん焼」のおじさんも忙しい日です。
だるまも並びます。
これは雪かきの道具。スノーダンプやスコップよりもずっと昔からあったであろう、山形の古い道具のようです。
このオールのようなものは、屋根の雪を下ろすための道具で、これも売り物です。
招き猫も並べられて。
まな板もいっぱい。
臼も杵も。
大カブは縁起物。神様へのお供え物です。
「白ひげ」と呼ばれるのは、あさつき。長寿の縁起物。

商売繁盛、家内安全、無病息災。
どうぞみなさまよい一年となりますように。
山形の初市の現場からは以上です。