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金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」

金沢一の繁華街、片町の飲食店ビルの谷間に、超巨大な町家があるのをご存知ですか? 実はこれ「金沢学生のまち市民交流館」という金沢市が運営する公共施設で、学生だけでなく市民活動団体が無料で利用でき、会議やサークル活動に使える部屋や、電源・Wi-Fi・プリンターなども揃ったスポットなのです。

金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」

大地主の豪邸をリノベした公共施設「学生の家」

場所は「片町きらら」のすぐ後ろ、大きな土蔵と塀に囲まれた大屋根の町家「学生の家」と平屋建ての「交流ホール」の2つの建物で構成されています。金沢は人口あたりの大学数・学生数が多い街で、かつて市内中心部にあった大学が郊外へ移転したことから、「学生のアジトをまちなかに!」と金沢市が保有する超豪華な町家を活用して開館しました。

金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」
(上・左下)ディープな飲屋街「新天地」と木倉町をつなぐ通りにある正門。(右下)「片町きらら」のすぐ後ろ、ビルの谷間にある裏口。

「学生の家」と呼ばれる町家は、金沢市内に多くの農地を有した大地主・佐野家の邸宅として大正5年(1916年)に建てられたもの。創建当時の姿をほとんど変えずに現在地に建つ貴重な建造物として「金沢市指定保存建造物」に指定され、町家建築としても一見の価値ありです。

1階サロンは誰でも使えるフリースペース

学生のためにできた施設ですが、個人も使えるフリースペースと、団体のみ使用できる予約制の貸し館ゾーンがあり、飲食物の持ち込みもOK。交通の便がよく10:00〜22:00まで開館しているのもありがたい。しかも「学生の家」1階のサロン&和室は、予約なしで無料で使えるのが嬉しい。

金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」
「イベントのPR方法がわからない、プレゼンや面接でうまく話せないなど、気軽に相談してくださいね」と松岡理恵さん。

サロンにはコーディネーターが常駐し、学生団体やまちづくり、各種サークル活動のアドバイスや支援も行っています。コーディネーターは、まちづくり団体・地域おこし協力隊・学生インターンシップの支援企業など、さまざまなキャリアの持ち主が交代でつとめます。この日は「エフエム石川」でラジオパーソナリティとして活躍している松岡理恵さんが、ステキな笑顔とボイスで対応してくれました。松岡さんはアナウンサーとして培った取材力や経験をもとに、広報の仕方、より伝わりやすい話し方のアドバイスが得意分野。

金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」

「1階にはテーブル席のサロンと和室があり、本やパソコンを持ち込んで作業をしたり、まちづくり活動の勉強、ミーティング、待ち合わせやサークル活動など自由に使えますが、占用・予約はできないスペースです」と松岡さん。洋間のサロンは和洋折衷のモダンな雰囲気で、床にはめ込まれた四角い4つの石はビリヤード台を支えるために設置されたもの。この館を建てた当主は相当おしゃれな人だったみたい。和室の奥にはコピー機や、A1サイズまで出力できる大判プリンターもあり、ポスター作りなどに活躍します。

金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」
1階のサロンと和室は誰でも無料で利用できるフリースペース。

豪華和室をレンタルスペース

「学生の家」2階の和室と1階の土蔵、別棟の「交流ホール」は貸し館として、学生で構成する団体・高等教育機関・金沢市に協働をすすめる市民団体として登録されている団体・町会などの地域団体は予約制で無料利用できます。その他の団体は有料ですが「交流ホール」の利用が可能です

金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」
廊下の床や天井は1枚板で、歪みのある昔の窓ガラスも味わいがありますよ。

「2階には4つの和室があり、襖絵やケヤキの床の間、釘隠しの細工や三日月型の障子など、建具も豪華でセンスがいいんですよ」と松岡さん。土蔵はピクチャーレールがあり、絵画や写真の作品展もできます。建物は誰でも見学でき、外国人観光客がふらりと見学に立ち寄ることも多いそう。

金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」
豪華な老舗旅館のような2階の和室も予約制の貸し館スペース。
金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」
土蔵は最長2週間までならギャラリーとして作品展にも利用できる。

老舗料亭の大広間を移築した「交流ホール」

「交流ホール」は、かつて犀川沿いにあった「料亭かわ新」の大広間の部材を移築して新設。最大130人まで収容できる約80畳の大広間は、「学生の家」よりも利用制限が緩やかで、さまざまな団体がイベントやセミナーなどに利用しています。巨大な床柱や繊細な建具、格式の高い「折上げ格天井」など、「さすが金沢」的なインパクトのある会場になること間違いなしです。

金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」
左が「学生の家」、右の平屋が「交流ホール」。
金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」
マイクや椅子なども完備した「交流ホール」は講演会にもぴったり。

金沢は大学間の垣根を超えた学生団体の活動も盛んです。ここは学生の間では人気がありますが、社会人の間ではまだまだ知る人ぞ知る存在。マッチングを担当するコーディネーターもいるので、学生同士や学生と市民の交流から、コラボレーションや新しい発見・事業が生まれる可能性も大いにあり。アイデア次第で面白いことができそうです。

あなたなら、どんな風に利用しますか!?

金澤町家のフリースペース「金沢学生のまち市民交流館」
学生・市民の情報交換・交流の場としてぜひ活用したい施設。
名称

金沢学生のまち市民交流館

URL

https://www4.city.kanazawa.lg.jp/22050/shiminkouryukan/index.html

住所

金沢市片町2-5-17

TEL

076-255-0162

営業時間

10:002200

定休日

月曜(祝日の場合は直後の平日)、年末年始

アクセス

駐車場あり(若干数)、駐輪場あり

北陸鉄道バス「片町」下車徒歩2分、「片町中央通」下車徒歩5

料金

交流ホール使用料・要予約 >>詳細・申込書
午前(10:00〜12:00)2,060円
午後(13:00〜17:00)4,110円
夜間(18:00〜22:00)4,110円
全日(10:00〜22:00)10,280円

※学生団体・高等教育機関等は無料