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【長浜】10〜15分で湖畔でのキャンプが出来てしまう生活

滋賀県長浜市の生活者たちの実像を伝えるシリーズ、第3弾は長浜市内で古着屋を営む池田友紀子さん。お店を切り盛りしながら、子育てしながら、琵琶湖の身近さを生かして湖畔ほかでのキャンプも楽しんでいます。

【長浜】10〜15分で湖畔でのキャンプが出来てしまう生活
古着屋「used★clothing tetra」を営む池田友紀子さん。

池田さんは旧浅井町(あざいちょう)の出身(2006年に長浜市と浅井町とびわ町が合併した)。高校を出てから愛知県名古屋市のファッション分野の専門学校に進み、その後長浜に戻り、市内のショッピングセンターに入っている子供服のお店で働いた後25歳で独立、自分の店を持った。長浜市内で、最初は9坪の店だった。今のご主人と出会って33歳のときに結婚。3年前に、住みながらお店ができる現在の戸建て物件に引っ越し。2年前には子どもが生まれ、子育てをしながら店を続けている。

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池田さんの店「tetra」。
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店内は古着がずらっと並んでいる。

アウトドアで遊ぶのが好きという池田さんに、長浜ではどんな風に楽しむことが多いのか、教えてもらった。

――湖の周りはキャンプしたら気持ち良さそうですが、そういう機会はありますか。

しますよ。基本的にどこでも気持ち良いです、琵琶湖沿いは。テント張れる場所も多いです。

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県外の友人が遊びに来たときは早起きして「南浜」で朝ごはんを。*

――とは言え、自営業だとアウトドアに遊びに行く時間のやりくりが大変ではありません? 

うちの店は11時が開店時間なのですが、独身のときなど早朝に伊吹山に登って、開店前に下山するなんてことも日常的に行っていました。現在は結婚して子どももいるので過ごし方は変化しましたが、それでも朝7時とか8時に琵琶湖の水辺まで家族で行ってコーヒー淹れて朝ごはんを食べて、それから帰ってきて店を開けるということは今でも行います。

――手軽な感じなんですね。

そうですね。タープ※を張ってコーヒー淹れるだけでも気分が違いますから(笑)

※タープ……キャンプの際、日よけや雨よけとして使う大きな布のこと。

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余呉湖畔にて、春に家族でデイキャンプしたときの模様。*
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キャンプの用意と合わせて自転車も積んで。余呉湖の周りをサイクリングするのも気持ち良い。*

――長浜でおすすめのキャンプサイトはありますか?

長浜に住んでいる人それぞれに、お気に入りのスポットを持っているんじゃないかと思いますが、うちは「南浜(みなみはま)」はよく行きますね。家から車で15分くらいの近さ。姉川(あねかわ)の河口辺りです。

【長浜】10〜15分で湖畔でのキャンプが出来てしまう生活
「ウッディパル余呉」にて。*

――デイキャンプなども手軽に楽しめそうな環境。

どちらかというと、がっつりキャンプするというよりも我が家はその方が多いです。「さいかち浜」もいいですよ。ここから車で10分で行けてしまいますし。テントを張る場所からは遮るものがなくきれいに湖が開けて見えます。「さいかち浜」のもう少し南にある、「神明(しんめい)キャンプ場」もおすすめですね。

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池田さんがDIYでつくった折りたたみテーブル、珈琲豆の麻袋を使ったゴミ袋など。タープも自作。*

山の方なら、「高山キャンプ場」も。ここはいわゆる整備されたキャンプ場で、長浜市の中心地から車で30分くらいです。

また琵琶湖のすぐ北にある「余呉湖(よごこ)」の周りでもキャンプ出来るところがあります(編集部注:「ウッディパル余呉」など)。余呉湖はすごく美しいので、そこもおすすめです。

奥琵琶湖の方にも「二本松キャンプ水泳場」など、良い場所があります。水際すぐのところにテントが張れますし。土日はジェットスキーなどしている人が最近はいてやや賑やかではありますが、平日に来ると、人もいなくて本当に静かなんです。

――キャンプ先で自転車に乗っている様子を池田さんのインスタグラムで見ました。

キャンプに行くときに、たまに自転車を車に積んで行ったりもするんです。湖岸を自転車で楽しむのも気持ちいいですから。

――そういえば、池田家のタープは、手作りだそうですね。

あれは私の中では自信作なんです(笑)何でも自分でつくるのが好きで、店も結構DIYで、カーテンも試着室も、自分でつくっています。

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(左上)数年前、友人の農家宅で初めて味噌の仕込みをしたときの様子。(右上)自宅で漬けている梅(下)自家製のヨーグルトやパン。*

――家での食事も、自家製や作り置きが多いと聞きました。

ヨーグルト、ふりかけ、甘酒、納豆、梅干し……確かに結構つくってますね(笑)。結婚する前はそんなに食事をつくることもなかったのですが、やってみたら楽しかった。そもそも身近に手作りしている方が多かったのです。あとは、実家がバッテラ※(さばのお寿司)をつくって販売する商店だったんですが、店でも家の食卓でも、洒落たものではなくても、だいたい母の自家製のものが並んでいて、私の中ではそれが当たり前の風景だったんですね。

※鮨飯の上に締め鯖(さば)をのせ、箱型で押し固めた鮨。形が小舟に似ていたところから付いた名前とされている。

【長浜】10〜15分で湖畔でのキャンプが出来てしまう生活
3年目のお節づくり。*

――仕事をするにも遊びに出かけるにも、店と自宅が一緒になっていることは大きいですね。

そうでなかったら、店も子育てもレクリエーションも、なんていう風には出来てないんじゃないかと思います。もともとここは八幡さんの門前にあった商店街の跡で、昔はすごく栄えたそうですが、時代とともに寂しくなっていったそうです。でも自治会の人たちが中心となって、10年くらい前から門前の物件を何軒かリノベーションして、住みながら店ができるように、水回りなども諸々手を入れてくれたのです。職住近接で、しかも10分〜15分で湖岸にふらっと出かけられて、長浜ならではの、町の中心に住みながら働く快適さを享受しています。

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池田さんのお店は八幡神社の門前にある。

(文中*印のついている写真すべて 写真提供=池田友紀子)

※現在、「used★clothing tetra」は、池田さんの第二子育児のためしばらく休業中です。2019年秋口に再開予定とのことです。※

名称

used★clothing tetra

住所

〒526-0053 滋賀県長浜市宮前町10-5

備考

http://tetra-furugi.jp